俳優のハ・ジョンウ(写真)が、ルネッサンスが始まった芸術都市、イタリア・フィレンツェの名誉市民になった。
ハ・ジョンウは22日、フィレンツェのラ・コンパニーア劇場で開かれた第16回フィレンツェ韓国映画祭の開幕式で、文化芸術賞である「キアビーデラチーター」賞を受賞したが、フィレンツェ市は「都市の鍵」という意味のこの賞を受賞したアーティストを、名誉市民として礼遇してきた。世界的テノールの故ルチアーノ・パヴァロッティもこの鍵を受け取った。ハ・ジョンウの受賞は、昨年の朴贊郁(パク・チンウク)映画監督に続いて韓国人として二度目。ハ・ジョンウは授賞式で、「不思議なことに、イタリアはこれまでに来る機会がなかったが、最初の訪問でこのような栄誉を抱くことになるとは思わなかった」と語った。
クリスティーナ・ジャーキス・フィレンツェ副市長は、「イタリアでもファンの多いハ・ジョンウは、15年間俳優と監督として繊細な演技と才能、情熱を示しながら、映画を豊かなものにしてきた」と述べた。
ファン・ドンヒョク監督の「南漢山城」で幕の上がったフィレンツェ韓国映画祭は30日まで、長編映画26本、短編映画23本が上映される予定だ。閉幕作はイ・ヨンスン監督の「7号室」だ。
董正民 ditto@donga.com