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北朝鮮の北米局副局長「拘留米国人の釈放、法に則って」

北朝鮮の北米局副局長「拘留米国人の釈放、法に則って」

Posted March. 22, 2018 08:42,   

Updated March. 22, 2018 08:42

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北朝鮮外務省のチェ・ガンイル北米局副局長が、北朝鮮に拘留された米国人の釈放と関連して「私たちは法と原則に則って行う」と強調したという。

21日、複数の外交筋によると、チェ氏は20日(現地時間)、フィンランド・ヘルシンキで開かれた米国や韓国の元政府当局者らが参加する安全保障に関する会合で、拘留された米国人釈放問題について「まだ決まったことは何もない」とし、このように述べた。

 

一部の外信などが、米朝が拘留された米国人の釈放交渉を事実上妥結したと伝える中、北朝鮮の対米交渉責任者がひとまず線を引いたのだ。ただ、一部では米国人の釈放に対するもっと大きな反対給付を狙って、北朝鮮が米国と最後の神経戦を繰り広げるのではないかという見方もある。

首都ヘルシンキ北部ヴァンターの首相室別荘で行われた今回の会合では、韓半島の非核化と関連した包括的な議論が行われた。出席者は、南北、米朝「リレー首脳会談」が韓半島の「完全な非核化」に役立つという点では共感したという。非核化の方法論では、申珏秀(シン・ガクス)元駐日大使など韓国側の人々は南北間信頼プロセスの樹立を強調した。北朝鮮側はその過程で軍事的緊張緩和の必要性を言及したという。対話派とされるキャサリン・スティーブンス元駐韓米大使ら米国側は、韓半島周辺国の友好的な役割を強調したという。

19日の晩さん会から3日間行われた対話のムードは全般的に友好的だったという。ある消息筋は、「以前と比べて特に北朝鮮側出席者の表情が明るかった」とし、「韓国側に国内世論を尋ねるなど余裕まで感じられた」と伝えた。


申晋宇 niceshin@donga.com