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障害と健常者が共にした「平昌ドラマ」…より開かれた社会に

障害と健常者が共にした「平昌ドラマ」…より開かれた社会に

Posted March. 17, 2018 07:31,   

Updated March. 17, 2018 07:31

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平昌(ピョンチャン)冬季パラリンピックが10日間の熱戦を終え、18日閉会する。今回の大会は49ヵ国570人の選手が参加し、歴代最大規模の冬季パラリンピックとして記録された。北朝鮮も初めて選手団を送り、南北和解のムードを盛り上げた。興行も成功した。15日までに集計された入場券販売数は歴代最多の約33万5千枚で、2010年のバンクーバー(21万枚)、14年のソチ(20万枚)大会を圧倒した。障害者のアクセシビリティが際立った五輪施設も絶賛された。

スターたちが障害者スポーツへの関心を高めたことも収穫だ。選手5人の姓が違い、「五姓アベンジャーズ」と呼ばれた車椅子のカーリングチームは、平昌五輪女子カーリングに注がれたスポットライトを受け継いだ。男子アイスホッケーのハン・ミンス選手は、開会式で聖火を持って義足で一歩一歩スロープを上がり、世界を感動させた。14年のリオ夏季パラリンピックの開会式で踊った米国の「義足ダンサー」エイミー・バディ氏は、今回の大会ではスノーボードで銀メダルと銅メダルを獲得した。彼らの姿から、障害者スポーツの意義がメダルを目指す挑戦だけにあるのではなく、障害者自ら自信を得てその自信を健常者にまで広め、世の中に活力が与え、温かくすることも確認できた。

残念なことがないわけではない。放送中継権を持つ地上波3社のテレビ中継の編成時間が短かった。公営放送KBSは当初、第1、第2テレビのパラリンピックの中継に約25時間編成した。主管放送局の米NBCが94時間、日本の公共放送NHKが62時間編成したのに比べて、韓国が開催国かと思うほどだ。シン・ウィヒョン氏が韓国の初のメダルを取ったクロスカントリー・スキー男子の競技も中継されなかった。大統領府に苦情が相次ぎ、文在寅(ムン・ジェイン)大統領まで「韓国の放送局の中継が外国に比べて少ない」と指摘して、放送中継時間が多少増えた。

「玉に瑕」と見るには、障害者を見つめる韓国社会の視線と重なるようで苦々しい。国内で開かれるパラリンピックにまでこの程度なら、平素、障害者に対する配慮と意思疎通をどれほどか。韓国社会の各所で、依然として障害者に対する偏見と斜視が厳存する。特殊学校の建設を訴え、障害者の父兄が涙をのむのが現実だ。パラリンピックの歴史は、障害者と一般人の垣根をなくす過程だった。平昌パラリンピックと健常者の17日間の冬季五輪の大団円を控えた今、その意味を十分に噛みしめる時だ。視覚障害者のスキー選手を案内する健常者のコンパニオンをガイドランナーと呼ぶ。平昌五輪とパラリンピックの感動がより開かれた社会に進むガイドランナーになることを期待する。