Go to contents

「超えられない壁」を乗り越えた初のメダルたち

「超えられない壁」を乗り越えた初のメダルたち

Posted February. 26, 2018 08:57,   

Updated February. 26, 2018 08:57

한국어

江原旌善(カンウォン・チョンソン)の高冷地の白菜畑でスノーボードと初めて会った「白菜ボーイ」のイ・サンホ選手。24日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪のスノーボードパラレル大回転で、彼が獲得した銀メダルは意味深い。韓国スキーが1960年のスコーバレー大会でオリンピック挑戦を始めて以来、58年ぶりに手にした史上初のメダルであるからだ。

◆4人乗りボブスレー代表も昨日、奇跡の銀メダルを獲得して、新しいマイルストーンを打ち立てた。世界ランキング50位、誰も注目しなかった4人乗りチームの大逆転である。ウォン・ユンジョン選手が試合直後に残した言葉が胸にジーンとくる。「本当に18年間、大変なことが多かった。そのことを克服してここまで走ってきた。私たちは誰よりもメダルを取る資格があったと思う」。彼らの「予期せぬメダル」は、大韓民国を越えてアジアの国で初めて獲得したものである。

◆国の内外に「ガーリックガールズ」のブームを巻き起こした女性カーリング代表チームも、歴史に残る一ページを書いた。「ヨンミ〜」などの流行語を残したカーリングチームの善戦に国民は熱狂した。予選1位で初のベスト4進出を果たした彼女たちは、準決勝で宿敵日本を破った後、銀メダルを獲得した。韓国カーリング史上初のメダル、アジアの国としては初のオリンピック銀メダルある。これに先立ってスケルトンの尹誠彬(ユン・ソンビン)の金メダル、スピードスケート男子1500メートルのキム・ミンソクの銀メダルもアジア選手としては史上初である。

◆昨日閉幕した平昌五輪で、韓国はスピードスケートで金1個、銀4個、銅2個で最も多いメダルを獲得したことをはじめ、6つの種目で史上最多の17個のメダルを獲得した。不毛地種目で挑戦して獲得した初のメダルなので、なおさらうれしい。冬季五輪の僻地、アジアの悲しみを我が選手たちが飛ばした。女性カーリングのキム・ウンジョン選手は振り返る。「トップクラスに上がりたかったが、しきりに落ちていた時…私たちは花を咲かせるためにこのように揺れるのだと話した」。「越えられない壁」を乗り越えた選手たちが誇らしい。彼らの覇気あふれる挑戦と仲間のための犠牲精神が同じ年頃の世代に希望と勇気、団結のメッセージを伝えることができれば、申し分のないであろう。大韓民国チーム、彼らのおかげで全国民が本当に幸せだった。

高美錫(コ・ミソク)論説委員


コ・ミソク記者 mskoh119@donga.com