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北朝鮮、「天安艦の背後」金英哲・労働党副委員長を五輪閉会式に派遣

北朝鮮、「天安艦の背後」金英哲・労働党副委員長を五輪閉会式に派遣

Posted February. 23, 2018 09:06,   

Updated February. 23, 2018 09:06

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が25日に開かれる平昌(ピョンチャン)冬季五輪の閉会式で、哨戒艦「天安(チョンアン)」の沈没を主導した朝鮮労働党中央委員会の金英哲(キム・ヨンチョル)副委員長兼統一戦線部長と会見する。これに先立ち、米国のイバンカ大統領上級顧問が23日、トランプ大統領のメッセージを持って4日間の日程で訪韓して文氏と会う予定なので、「韓半島運転席」をめぐる韓国、米国、北朝鮮の主導権争いが再び起こるか注目される。

統一部は22日、「北朝鮮が平昌五輪閉会式に出席するために金英哲副委員長を団長とする高官級代表団を25日から3日間派遣すると通知した」と明らかにした。代表団は、金英哲氏と祖国平和統一委員会の李善権(リソングォン)委員長、6人の随行員で構成された。

文氏は、金英哲氏と五輪閉会式に続き26日にも会見し、南北対話など韓半島情勢について議論するものと見える。しかし、金英哲氏は米国だけでなく韓国政府の独自制裁の対象なので、原則的に訪韓そのものが禁止されている。これに対して大統領府関係者は、哨戒艦「天安」事件に関する調査結果の発表で誰が中心かという内容はなかった」とし、「(金英哲氏は)制裁対象だが大乗的な次元で代表団として受け入れる予定であり、米国と協議中だ」と話した。イバンカ氏は23日、仁川(インチョン)空港に到着してすぐ大統領府に向かって文氏と常春斎で会食を行い、25日には平昌五輪閉会式に出席する予定だと、大統領府は明らかにした。しかし、金英哲氏と面会する可能性は現在のところ低い。大統領府関係者は、「今回は米朝接触に向けた韓国政府の仲裁努力はなかった。米朝接触の機会はないだろう」との考えを示した。


ムン・ビョンギ、ファン・インチャン記者 weappon@donga.com · hic@donga.com