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ショートトラック・沈錫希がコーチに暴行、ネットに慰労の書き込み

ショートトラック・沈錫希がコーチに暴行、ネットに慰労の書き込み

Posted January. 20, 2018 07:57,   

Updated January. 20, 2018 08:43

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「国家代表である前に一人の人間として、錫希選手が幸せになればと思う」

19日、平昌(ピョンチャン)冬季五輪ショートトラック代表の沈錫希(シム・ソクヒ、21・写真)のインスタグラムには、ファンの労いのコメントが後を絶たなかった。前日、沈錫希が代表コーチのチョ某氏から暴行を受け、鎮川(チンチョン)選手村を離脱したが、二日後に復帰したというニュースが伝えられたからだ。同日午後4時現在、200件近いコメントが書き込まれている。

「事実でないことを願う」というファンの気持ちと違って、今回の事態は、ショートトラック界の慢性的な問題が再び起きたという指摘が出ている。これに先立って2004年は、女子代表選手らがコーチらの非人格的な待遇と常習的暴行に反発して、泰陵(テルン)選手村を集団離脱した。2014年のソチ冬季五輪を控えては、女子代表のとあるコーチがセクハラ疑惑で職位解除されたこともある。

2006年のトリノ冬季五輪直後の派閥を巡る議論で、当時、大韓氷上競技連盟の会長が国民向けに謝罪したが、チャムチャミ(談合)などの問題は、その後も絶えず俎上に上がった。出身学校、所属チームなどの利害が食い違ったことで、「うちの選手が金メダルを取らなければならない」などの主張が対立を起こしている。

お茶の間で開かれるオリンピックだから、なおさら高まっている成績至上主義の中で、平昌ショートトラック代表チームが内訌を経験したという指摘も出ている。有力な金メダル候補である沈錫希が、最近期待ほどのペースを上げることができず、コーチと摩擦が起きたという説明だ。韓国スポーツ開発院のファン・スンヒョン研究委員は、「選手と同じくらい指導者も圧迫による不安感を調節できず、暴言などの問題が生じる可能性がある」と語った。

韓国女子ショートトラックは、平昌オリンピックで韓国選手団の目標である8個の金メダルのうち、半分近くを担うだろうと期待を集めたが、戦力への支障は避けられなくなった。前日、代表に復帰した沈錫希はこの日の訓練に参加した。

一方、沈錫希の所属事務所であるギャラクシアSMは、同日、連盟の徹底的な真相解明を促す内容を盛り込んだ報道資料を発表した。



姜泓求 windup@donga.com · 鄭允喆 trigger@donga.com