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南北合同入場、実現しても南北間の「人数のバランス」が課題に

南北合同入場、実現しても南北間の「人数のバランス」が課題に

Posted January. 18, 2018 10:02,   

Updated January. 18, 2018 10:29

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韓国と北朝鮮は17日の次官級実務会談で、平昌(ピョンチャン)冬季五輪の開会式の合同入場と女子アイスホッケーの統一チーム構成について話し合った。南北が五輪を通じて一つになった姿を世界に見せることで、「平和五輪」のメッセージをアピールすることを目指している。

韓国側は9日の高官級会談で、合同入場と統一チームの構成を提案したが、北朝鮮はまだ返答していない。韓半島旗使用などの詳細についての議論が進んでいるのかどうかも、まだ伝わっていない。

国際競技大会で、世界から注目を集めた南北合同入場が初めて実現したのは、2000年のシドニー五輪だ。当時、南北は大会開幕1週間前まで合同入場を巡って合意に至らないなど、紆余曲折を経験した。61人の選手団を派遣した北朝鮮が、双方から50人ずつを選抜すべきだと主張し、400人にのぼる韓国選手団は大多数が開会式に出席できないので、受け入れることができなかった。結局、北朝鮮が20人の役員を追加で急造することにしたため、双方は90人ずつが参加することに合意した。しかし、実際、合同入場に最終的に参加した人数は、韓国が120人、北朝鮮は60人だった。

今回も「南北間のバランス」を取るのは容易なことではなさそうだ。平昌冬季五輪の韓国選手団は220~230人だが、北朝鮮は10分の1の20人前後の選手団を派遣する見通しだからだ。

「韓半島旗」は、南北統一チームが出場した1991年の日本の千葉世界卓球選手権大会の時に初めて披露された後、主な南北スポーツイベントに登場した。一部では、「オリンピック主催国が国旗を放棄するのは異例のことだ」と韓半島旗の使用を批判している。

合同入場の旗手は、大会ごとに「南女北男」と「南男北女」が交互と適用された。直近では9度目の合同入場だった2007年の長春冬季アジア大会で、韓国側からはオ・ジェウン(女子アルペンスキー)が、北朝鮮側からはリ・クムソン(男子アイスホッケー)が選定された。こうした慣例からすれば、平昌では「南男北女」になる可能性が高いという見方が出ている。当時、南北は独島(トクト)が記された韓半島旗を掲げて入場したが、今回も再現されるかどうかに注目が集まっている。



黃仁贊 hic@donga.com · 金鍾錫 kjs0123@donga.com