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2年ぶりに修復した南北チャンネル、対話は平昌に集中しなければ

2年ぶりに修復した南北チャンネル、対話は平昌に集中しなければ

Posted January. 04, 2018 09:10,   

Updated January. 04, 2018 09:42

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北朝鮮が3日、南北間の板門店(パンムンジョム)連絡チャンネルを再開させた。2016年2月、開城(ケソン)工業団地の閉鎖後に断たれた連絡チャンネルが1年11ヵ月ぶりに修復されたのだ。再開を発表した北朝鮮祖国平和統一委員会の李善権(リ・ソングォン)委員長は、文在寅(ムン・ジェイン)大統領が金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の平昌(ピョンチャン)五輪代表団派遣の提案を「前向きに支持」したことに対して、正恩氏が歓迎の意を明らかにしたと伝えた。韓国側が提案した9日の高位級会談を受け入れるかどうかは明らかにしていないが、高位級会談であれ体育実務会談であれ、会談は実現する見通しだ。

正恩氏の電撃的な「平昌参加」提案が、韓米亀裂の策略という解釈もあるため、南北対話の再開に対する米国の反応は重要だ。トランプ米大統領は2日、ツイッターで「ロケットマン(正恩氏)は今、初めて韓国と話したがっている。良いニュースかもしれないし、違うかもしれない。見てみよう」とつづった。正恩氏が米国に対して、「核のボタンが机の上に常に置かれている」と警告したことに対しては、「私の核ボタンは彼のよりももっと大きくパワフルで、実際に作動する」と応酬した。

国務省のナウアート報道官は、「南北が対話を望むなら、それは両国の選択」とし、「正恩氏は米国と韓国を仲たがいさせようとしている可能性がある」と懸念を示した。おおむね歓迎よりも憂慮の見方が多い。米国の憂慮は十分に理由がある。しかし、米国が北朝鮮核問題解決のデッドラインを3ヵ月と見て、軍事的選択肢を使う可能性がある状況で、平昌五輪の北朝鮮選手団参加を通じてなんとしても平和の突破口を開こうというのが韓国の立場だ。有事の際、戦場になるのは米国ではなく韓国だからだ。

むろん、韓国が平和を切実に望むからと、核保有国の北朝鮮の脅威にさらされ、正恩氏の核の奴隷として生きる考えは毛頭ない。北朝鮮の平昌五輪参加に向けた南北対話が実現するなら、北朝鮮は韓米軍事演習の中止などとんでもない政治的条件を掲げて米国の憂慮を現実のものにし、韓国の立場を萎縮させてはならない。政府や与党も先走るあまり、南北対話の再開に大きな意味を付与して、国際的な対北圧力協力に穴をあけてはならない。南北対話が再開すれば、まずは平昌五輪参加を成功させることに集中しなければならない。

 

北朝鮮が新年に入って対話局面に切り替えたことは、正恩氏の公言どおり「核武力」がある程度完成したこともあるだろうが、それだけ国際社会の圧力で息をするのが苦しくなったということだ。北朝鮮に対する圧力が効果を上げているこの時に、先日、統一部政策革新委員会が開城工団の閉鎖は誤りだったと主張して米国の反発を買うといった愚を再び犯してはならない。北朝鮮の平昌五輪参加が平和の踏み台になっても、北朝鮮の非核化なくして韓半島の真の平和は不可能であることを忘れてはならない。