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中国にも「MeToo」の風…セクハラの著名学者が停職

中国にも「MeToo」の風…セクハラの著名学者が停職

Posted January. 04, 2018 09:10,   

Updated January. 04, 2018 09:42

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世界的なセクハラ被害告発運動「MeToo」キャンペーンに、中国からも初めて参加者が出た。米シリコンバレーで働く羅チェンチェン博士は、12年前に北京航空大学の博士課程に在籍していた時の指導教授だった陳小武(46)教授を1日、「微博」(中国版ツイッター)を通じて告発したと、香港明報が3日付で報じた。

羅さんは、陳教授が彼の姉の家に自分を連れて行き、部屋のドアに鍵をかけて、「妻との仲が良くない」と言ってセクハラしようとしたと暴露した。羅さんの抵抗で意図を果たせなかった陳教授は「君の品行を試した。気にするな」と言ったという。

羅さんはその後、うつ病や幻聴、幻覚に苦しんだが、昨年から全世界に広がった「MeToo」キャンペーンに勇気づけられ、陳教授を航空大学の規律検査委員会監察処に告発した。羅さんは自分を含め被害を受けた女子学生7人の証言も録音して提出した。このうち1人は性暴行を受けて妊娠し、陳教授が金で口を塞ごうとしたと話した。

仮想現実と拡張現実を研究する陳教授は、中国教育部が優れた学者に与える「長江学者」の称号まで受けた人物。

羅さんの暴露が微博であっという間に数百万件の閲覧数を記録するなど波紋が広がると、航空大学はタスクフォースを設置して事件を調査すると明らかにした。陳教授は調査結果が出るまで停職処分を受けた。



周成河 zsh75@donga.com