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トランプ氏、「私の核ボタンはもっと大きくパワフル、作動可能」

トランプ氏、「私の核ボタンはもっと大きくパワフル、作動可能」

Posted January. 04, 2018 09:10,   

Updated January. 04, 2018 09:42

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米国は、南北対話の推進に対して「両国(韓国と北朝鮮)の選択」と線を引き、「北朝鮮の核放棄(韓半島非核化)に向けた最高の圧力と制裁」を継続していく考えを明確にした。特に、トランプ大統領は、北朝鮮の核能力を誇示した金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長に対して、「米国はさらに強大な核を持っている」と警告した。米ワシントン内の対北強硬派の間では、「北朝鮮が(韓国の招請で)平昌(ピョンチャン)冬季五輪に参加するなら、米国は参加をやめよう」という主張まで出ている。

トランプ氏は2日(現地時間)夕方、自身のツイッターに、「私の核ボタンは(正恩氏のよりも)もっと大きくパワフルで、実際に作動する」と書き込んだ。正恩氏が「新年の辞」で「核のボタンが常に机の上に常に置かれている」と主張したことに対抗したものだ。トランプ氏はこれに先立ちツイッターに、「(北朝鮮)兵士たちが韓国に逃げている」とし、「制裁と他の圧力で北朝鮮に大きな影響が出始めている」と投稿した。国際社会の北朝鮮に対する制裁が効力を発揮しているため、その基調を継続するという考えのようだ。南北対話に対して、「良いニュースかもしれないし、違うかもしれない。見てみよう」と評価を保留したのも同じ脈絡だ。トランプ氏は正恩氏を「ロケットマン」、北朝鮮を「食料に飢え、枯渇した政権」と表現した。

 

国務省のナウアート報道官も2日、定例会見で、正恩氏の対話の誠意に関して「非常に懐疑的」とし、「北朝鮮の対話提案が、米国と韓国を仲たがいさせようとしている可能性がある」との見方を示した。サンダース大統領報道官も、「北朝鮮に対する米国の『最大の圧力』と韓半島非核化政策の基調は変わっていない。すべての(北朝鮮に対する)選択肢がテーブルの上に置かれている」と明らかにした。

 

米議会内の対北超強硬派のリンジー・グラハム上院議員(共和)は自身のツイッターで、「北朝鮮が平昌五輪に参加するなら、米国は五輪をボイコットすべきだ。北朝鮮の五輪参加を容認することは、政権に正当性を与えることになる」と主張した。ヘリテージ財団のブルース・クリングナー上級研究員も米紙ワシントン・ポストに、「人種差別政策を推進した南アフリカ共和国は五輪から追放されたのに、人権問題がさらに深刻な北朝鮮は参加を勧められている」と批判した。

これに対して統一部の白泰鉉(ペク・テヒョン)報道官は3日、定例会見で、「平昌五輪を機に南北間の協力と疎通が米朝間の接触と非核化対話の過程を導くことで『通南通米』が実現するよう努力する」と述べた。「通南通米」という表現は、南北対話が非核化に向けた米朝対話の「呼び水」になり得るという意味で、大統領府と調整して選択したという。



韓基渽 record@donga.com · 黃仁贊 hic@donga.com