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ユーザーのみに聞こえるスピーカー…低視力障害者用眼鏡

ユーザーのみに聞こえるスピーカー…低視力障害者用眼鏡

Posted January. 03, 2018 07:58,   

Updated January. 03, 2018 09:17

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三星(サムスン)電子が9日、米ラスベガスで開催される世界最大の家電見本市「国際家電展示会(CES)」で、社内ベンチャープログラム「Cラップ」の展示ブースを別途設けて製品と技術を披露する。

2日、三星電子は、「CES期間中にラスベガス・サンズエキスポ1階Gホールのユーレカパークに、Cラップの展示ブースを設ける」と明らかにした。観覧客はここで、携帯指向性スピーカー「S―ray(S―RAY)」、肺合併症を予防する呼吸リハビリソリューション「Goブレス(GoBreath)」、低視力障害者向け視覚補助ソリューション「リルミノグラス」などを観覧できる。

「S―ray」は、周りには音が聞こえず、スピーカーの前のユーザーのみが聴けるポータブル指向性スピーカーだ。イヤホンを長時間使用することで耳に疲れを感じたり、屋外でスピーカーを使いたいが、周りに騒音被害を与えることを懸念していた人々のための製品である。首に着用できるネックバンドタイプ、好きな場所に簡単に取り外しのできる超小型ハンディタイプ、スマートフォンに装着できるカバータイプなどがある。「Goブレス」は、全身麻酔の手術後に発生しうる肺合併症を予防するために作った呼吸リハビリソリューションである。全身麻酔をすると、肺が呼吸できず、機能が弱化するため、手術後は肺呼吸運動を必ずしなければならない。Goブレスは、専用機器とアプリケーション(アプリ)を通じて患者が呼吸運動ができるし、呼吸運動の状態と回復程度も確認できる。医師が患者の運動状態をモニタリングできるサービスも提供する。

「リルミノ」は、低視力障害者が物事をより明確に見られるように支援する視覚補助ソリューションで、今回のCESでは、既存のギアVR用視覚補助アプリのほか、スマートフォンに繋がったサングラスの形である「リルミノグラス」の試作品を初めて披露する。

Cラップから独立した(スピンオフ)7つのスタートアップも、今回の展示に一緒にする。一人称視点のネックバンドタイプのウェアラブル360度カメラを作る「リンクフロー」、子供のための拡張現実(AR)のスマート歯ブラシを作った「キッテンプラネット」、顔の皮膚を分析して管理する人工知能ソリューションの「ルルラップ」、子供の注意力と行動発達を支援するスマートウォッチを作った「キッズソフト」なども参加する。



金成圭 sunggyu@donga.com