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金正恩氏、斬首作戦を恐れて側近の車で夜明けに移動

金正恩氏、斬首作戦を恐れて側近の車で夜明けに移動

Posted December. 29, 2017 09:23,   

Updated December. 29, 2017 11:18

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が、今年の公開活動を例年に比べて約3割減らしたと、日本経済新聞が北朝鮮専門メディア「ラヂオプレス」(RP)を引用して28日付で報じた。韓米合同「北朝鮮首脳部斬首作戦」に脅威を感じて公開活動を減らし、夜明けに側近の車で移動するという。

同紙によると、北朝鮮メディアの金正恩氏の動静報道の件数は、27日時点で102件にとどまり、16年(141件)、15年(155件)に比べて3割ほど減少した。平均3.5日に1回メディアに姿を現わしたことになる。

同紙は、「正恩氏は米軍の偵察衛星から補足されるのを避けるため、活動するのは主に夜明けで、自分のベンツに乗らず幹部に贈ったレクサスで移動する」と報じた。韓国国家情報院も6月に「金正恩氏が斬首作戦を恐れて公開活動を減らし、側近の車に乗る」と伝えた。公開活動を減らすことは、弾道ミサイル発射や核実験の信号でもあった。同紙は、「重要な挑発の1、2週間前からメディアに姿を現わさない」と分析した。

公開活動102件の中には、ミサイル発射の立ち合いや軍事演習の視察など軍関連が50件で約半分にのぼった。軍関連活動の割合は、15、16年と比べて1割ほど増えた。大陸間弾道ミサイル(ICBM)の開発など軍事業績を強調するためと見える。

一方、経済関連の公開活動は19件で2割にとどまった。同紙は、「国連安保理が北朝鮮に厳しい制裁を課した9月11日以降、正恩氏が工場や農場などを頻繁に視察している」とし、「現地指導の名目で生産拡大を指示する姿から焦燥感がうかがえる」と分析した。



張源宰 peacechaos@donga.com