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サッカー北朝鮮女子代表監督も外国人だった、ドイツ人のトーマス・ゲルストナー氏

サッカー北朝鮮女子代表監督も外国人だった、ドイツ人のトーマス・ゲルストナー氏

Posted December. 21, 2017 09:21,   

Updated December. 21, 2017 09:40

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北朝鮮がサッカー男子代表に続いて女子代表でも外国人監督を招へいし、戦力強化を図っていることが明らかになった。

20日、国際サッカー連盟(FIFA)によると、20歳以下の北朝鮮女子代表は今年5月からドイツ人のトーマス・ゲルストナー監督(51)の指導を受けているという。ゲルストナー監督は、FIFAのインタビューで「世界レベルの北朝鮮女子チームを指導するのは簡単なことではない。だが、つねにチャンピオンになることを夢見ている彼女たちの実力を伸ばすために最善を尽くしている」と話した。北朝鮮の男子代表のFIFAランキングは114位。だが女子は11位と強豪だ。

北朝鮮は昨年5月、男子A代表チームの采配をノルウェー人のヨルン・アンデルセン監督(54)に任せた。それから1年後にはドイツとオーストリアで指導者生活をしてきたゲルストナー氏を20歳以下女子チームの監督に迎えた。ゲルストナー氏を北朝鮮に紹介したのはアンデルセン監督だ。ゲスルトナー氏は、「アンデルセン監督とは指導者授業を一緒に受けながら親交を深めた。アンデルセン監督が北朝鮮と契約しながら『彼ら(北朝鮮)が女子代表監督も探している』と教えてくれた」と話した。ゲスルトナー氏は、「最初は北朝鮮から女子A代表監督のオファーがあった。だが、彼らは計画を変えて、若い選手たちを指導してほしいと言ってきた」と、その間の経緯を説明した。

ゲルストナー監督率いる北朝鮮代表は、今年10月に中国で開かれたアジアサッカー連盟(AFC)19歳以下女子選手権で準優勝し、同大会3位まで与えられる2018FIFA20歳以下女子ワールドカップ(W杯)への出場権を獲得した。同大会には韓国(B組)も出場したが、北朝鮮(A組)と違う組に入った上、韓国がグループリーグで敗退し南北間の直接対決は実現しなかった。ゲルストナー監督は、「北朝鮮は単にW杯出場権を獲得するのに止まらず、優勝を目指したが最終戦で負けて(優勝に)届かなかった」と話した。北朝鮮は決勝で日本に0-1で負けた。

ゲルストナー監督は、北朝鮮女子選手たちの体力を強化すれば、さらに強いチームになれると自信を示した。監督は、「私が最初に監督として赴任したとき、選手たちのフィジカルなどは理想的でなかった。彼女たちが、より速く前進するサッカーができるよう指導している」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com