Go to contents

7年9ヵ月ぶりの日本戦勝利、韓国がE-1選手権を2連覇

7年9ヵ月ぶりの日本戦勝利、韓国がE-1選手権を2連覇

Posted December. 18, 2017 09:47,   

Updated December. 18, 2017 09:48

한국어

申台龍(シン・テヨン)監督が久しぶりに金信旭(キム・シンウク=全北)の使い方を見つけ、「東京大勝利」で一年を締めくくった。 

韓国は16日、日本東京の味の素スタジアムで行われた東アジアサッカー連盟(EAFF)主催のE-1選手権の日本戦で、試合開始早々先制されたものの、勝負強さを発揮して4-1の大逆転を演じて優勝を飾った。韓国は2015年大会に続いて大会2連覇を果たした。2010年5月24日、日本埼玉で行われた親善試合で2-0で勝って以来、7年7ヵ月ぶりに日本戦で勝利を収めた。この日、後半24分に4点目を決めた廉基勲(ヨム・ギフン=水原)は7年前に勝利したとき、決勝ゴールを決めた朴智星(パク・チソン=引退)が日本のサポーターズの方を見ながらピッチをゆっくり走り、「散策パフォーマンス」と名づけられたゴールパフォーマンスを再現した。

集中力が目立った。選手たちは相対的に緩かった中国戦や北朝鮮戦とは違った。最前線では金信旭とツートップを組んだ李根鎬(イ・グンホ=江原)をはじめ、李在成(イ・ジェソン=以上全北)、金民友(キム・ミンウ=水原)、コ・ヨハン(ソウル)が豊富な運動量を武器に90分を通して絶えず走り続け、流れを渡さなかった。

MFで同時に先発出場した李在成と金民友の相乗効果が光を放った。右MFで出場した李在成はスペースを攻め続けた。李在成は前半35分、敵陣に切り込んで金信旭に渡したスルーパスで韓国の3点目をアシストした。金信旭は、このパスを左足で蹴りこんでネットを揺らした。今大会1得点2アシストを記録した李在成は大会MVPに選ばれた。李在成は、また今大会から初めて表彰するファイター賞(best dual player)も受賞した。タックル数などのデーターを総合的に評価し、最も優れた活躍をした選手に与える賞だ。KリーグクラシックのMVPでもあった李在成は、日本戦で対決したJリーグMVPの小林悠(川崎フロンターレ)に判定勝ちを収めた。

李在成に相手DFが集中するときは4-4-2の左MFで出場した金民友が動けるスペースが広くなった。中央と右まで幅広く動いた金民友はボールを中心に、韓国が瞬間的に数の優位を占めるのに大きく貢献した。全体の支配率は日本が50.2%、韓国が49.8%だったが、実利は韓国が取った。

二人は、鄭又栄(チョン・ウヨン=重慶力帆)からパスを受けて日本の左右を揺さぶりながらDF陣を分散させ、196センチの金信旭の使い方が久しぶりにまともに稼動された。金信旭は低身長のマークマンとやすやすと1対1で戦うことができた。

韓国は、前半開始早々に張賢秀(チャン・ヒョンス=FC東京)の反則で日本にPKを与えたが、前半13分、敵の左サイドに切り込んだ金珍洙(キム・ジンス)のクロスが敵の守備を超えて金信旭の頭に正確に届けられ、早い時間帯に同点とした。

前半22分、鄭又栄がFKを鮮やかに決めて逆転に成功し、続いて前半35分には金信旭が3点目を、後半24分には廉基勲が4点目を決めて大勝を収めた。



兪載泳 elegant@donga.com