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白頭山を訪問した金正恩氏、来年の新年の辞で「核保有国」宣言か

白頭山を訪問した金正恩氏、来年の新年の辞で「核保有国」宣言か

Posted December. 11, 2017 09:51,   

Updated December. 11, 2017 11:28

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が12月の酷寒の中、白頭山(ペクトゥサン)の頂上に登った。金委員長が「パルチザン聖地」と宣伝する白頭山を訪れた後に重大発表をしてきたことから、近く「核保有国」を宣言するという見通しが出ている。

労働新聞は9日、金委員長が崔竜海(チェ・リョンヘ)党副委員長らと共に白頭山将軍峰(チャングンボン)(海抜2750メートル)に登ったと報じた。同紙は、「(金委員長が)将軍峰に立たれ、白頭の信念と意志で一瞬も屈することなく国家の核武力完成の歴史的大業を輝かしく実現してこられた激動の日々を感慨深く回顧した」と明らかにした。また、金委員長が「今日のような真冬に春の日でもめったに見られない良い天気は初めてだ。天気がいいので天池湖畔の峰が目の前にあるかのように鮮明に見える」と話したと、同紙は伝えた。

 

政権の座について以降、金委員長は2013年から毎年白頭山を訪れている。金委員長は2013年11月に白頭山を訪れ、翌月、叔母の夫である張成沢(チャン・ソンテク)氏を処刑し、2014年11月にも白頭山を訪れ、翌年の新年の辞で「最高位級の会談ができない理由はない」と南北首脳会談を提案した。

政府関係者は、「(先月29日に)火星15を発射して『国家核武力完成』を宣言した金委員長が、来年の新年の辞に核保有国宣言をする可能性が高い」と強調した。

同紙は、金委員長が「山のように積もった降雪の中、訪れた」と宣伝したが、コートや靴には雪の跡はない。白頭山は頂上まで道があり、4輪駆動車などで行けるためだ。将軍峰からふもとの天池付近までケーブルカーが設置されているが、写真だけを見ると金委員長は天池までは行かないと見える。



黃仁贊 hic@donga.com