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ピアニスト趙成珍氏、ベルリン・フィルと共演

ピアニスト趙成珍氏、ベルリン・フィルと共演

Posted November. 20, 2017 09:07,   

Updated November. 20, 2017 09:47

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ピアニスト趙成珍氏、ベルリン・フィルと共演

「今日がベルリン・フィルハーモニー管弦楽団とのツアー最後の演奏なので、とてもさびしいです」

ピアニストの趙成珍(チョ・ソンジン)氏(23)が、世界最高の交響楽団の一つであるベルリン・フィルハーモニー管弦楽団と共に19日、ソウル芸術の殿堂コンサートホールの舞台に立った。ベルリン・フィルの来韓公演は、1984年に指揮者ヘルベルト・フォン・カラヤンとの初めての公演以来、今回が6回目。特に2002年からベルリン・フィルを率いる指揮者、サイモン・ラトルが来年にロンドン交響楽団に移るため、今回がベルリン・フィルとの最後の来韓公演になった。

趙氏は来韓公演前に、ドイツのベルリン、フランクフルト、香港で、ベルリン・フィルと共演した。今回は、ベルリン・フィルとの4回目で、最後のツアー共演だ。シュトラウスのドン・ファン、ブラームス交響曲4番、そしてチョ・ソンジン氏の共演でラヴェルのピアノ協奏曲G長調が演奏された。

公演前の記者会見で、趙氏は「ピアニストとしての目標がベルリン・フィルとの共演、カーネギー・ホールのデビューだったが、とても早く夢が叶って私自身、驚いた。まだもっと多くの努力と時間が必要だが、ベルリン・フィルと再び共演し、カーネギー・ホールに再び立つことが目標だ」と話した。

当初、ピアニストの郎朗がベルリン・フィルと共演をすることになっていたが、左腕の腱膜炎で1ヵ月前に共演を断念した。この時、ラトルと親しいピアニストのクリスティアン・ツィマーマンが代わりの演奏者として趙氏を推薦した。ラトルは、「ツィマーマンは自分を含めすべてのピアニストに批判的な基準を突きつける。その彼が『趙氏は実に良いピアニストだ。一度演奏を聴いてみろ』と称賛したので、どこか具合でも悪いのかと思った。趙氏と初めて共演した後、2人のピアニストがどのように友好を築いたのか分かった」と語った。

趙氏に対するラトルの称賛はこれで終わらなかった。ラトルは、「特別な才能を持つ若いピアニストは多い。また、1人の才能あるピアニストと演奏することはそれほど特別でないと考えることもできる。しかし、趙氏のような若くて偉大な鍵盤の詩人と演奏することができ、とてもうれしい」と述べた。

趙氏も、ベルリン・フィルとの共演について、「ラトルがすばらしいピアニストということを知って、とても緊張した。それだけピアノをよく分かっているためだ」とし、「初めてのリハーサルの時、私がピアノの前に座って、隣でラトルが指揮をした。私は今DVDを見ているのかと思った。リハーサルや演奏の後、ラトルがアドバイスをしてくれて、大いに役立った」と話した。どのようなアドバイスだったかについて趙氏は、「些細なことなので私一人の胸にしまっておく」と言って笑み浮かべた。

音楽家としての夢をすべて叶えた趙氏は、人間としての目標を初めて明らかにした。趙氏は「簡単だが実に難しいことだ。幸せに暮らすことが私の長年の夢だ」と語った。

一方、ベルリン・フィルは20日、ラトルが委嘱した作曲家、陳銀淑(チン・ウンスク)の「コロス・コルドン」と共にストラヴィンスキーのペトルーシュカ、ラフマニノフの交響曲第3番を演奏する。ラトルは、陳銀淑について「音とアイディアがつまった驚くべき宝石箱のようだ。陳氏は、韓国の偉大な作曲家かも知れないが、私にはベルリンの偉大な作曲家だ」と称賛した。



金東昱 creating@donga.com