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習近平主席の特使、宋濤・対外連絡部長が訪朝

習近平主席の特使、宋濤・対外連絡部長が訪朝

Posted November. 18, 2017 09:19,   

Updated November. 18, 2017 09:47

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「中国の(対北朝鮮)特使が目標を進展させることを願う」

17日に済州島(チェジュド)で開かれた韓米の6者協議首席代表協議に出席した米国務省のジョセフ・ユン北朝鮮担当特別代表は、会談後に記者団に会ってこのように話した。韓国側の李度勲(イ・ドフン)外交部韓半島平和交渉本部長も、「今の時点で非常に意味がある」とし、同日訪朝した中国共産党の宋濤・対外連絡部長が硬直した北朝鮮との関係を和らげるメッセンジャーになることを期待した。

実際、両代表は、2ヵ月以上「挑発休止」を続けている北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長の心中を分析した。特に、宋氏の訪朝を機に北朝鮮を6者協議など多国間外交チャンネルに引き込めるかどうかについても話し合ったという。トランプ米大統領も前日、ツイッターに中国の特使派遣について「大きな動き」と評価した。外交関係者の間では、トランプ氏が当初の予想に反して北朝鮮をテロ支援国に再指定しなかったのも、中国の今後の動きを見守るというメッセージと見ている。

ただ両代表は、制裁・圧力に重点を置いた北朝鮮に対する基調が優先するという点を明確にした。ユン氏は冒頭発言で、「(北朝鮮核問題に対する)進展がなされるか(依然として)多くの宿題を抱えている」と述べた。北朝鮮が非核化に対する具体的なシグナルを与えない以上、制裁緩和など局面の転換は容易でないということだ。ある消息筋によると、両代表は、韓米の情報交流の水準を高め、制裁の実効性を確保することについても話し合ったという。特にユン氏は、最近中国で北朝鮮労働者の撤収など対北制裁の効果があると指摘し、中国の役割を繰り返し強調したという。



申晋宇 niceshin@donga.com