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北朝鮮核問題「凍結―対話」方式を拒否したトランプ式の対北政策

北朝鮮核問題「凍結―対話」方式を拒否したトランプ式の対北政策

Posted November. 17, 2017 08:39,   

Updated November. 17, 2017 09:22

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トランプ米大統領が、中国の習近平国家主席と北朝鮮核問題に対する解決策として「二重凍結(freeze for freeze)」は受け入れられないということで合意したことを明らかにした。トランプ氏は16日、アジア歴訪の結果を発表し、「習氏が核保有国の北朝鮮は中国に重大な脅威であると認識していた」とし、このように述べた。中国がこれまで主張してきた二重凍結(北朝鮮の核・ミサイル挑発と韓米軍事演習の同時中断)の解決策を放棄するということだ。しかし中国外交部は、「二重凍結は最も実現可能で合理的な方法」とし、トランプ氏の発言を事実上、否定した。

二重凍結は受け入れられないということを習氏が同意したという主張は、中国側が否定したことで、トランプ氏が今回の歴訪外交の成果を掲げて出た誇張した解釈だったことが分かった。しかし、重要なことは、米国が二重凍結の解決策には同意できず、この機に北朝鮮の核放棄を取り付けるという考えを明確にしたことだ。このため、中国もただ二重凍結に固執することは難しいだろう。北朝鮮の核凍結を経て廃棄に進むという韓国政府の段階的解決策にもブレーキがかかるほかない。文在寅(ムン・ジェイン)大統領は最近、「ひとまず対話に入るなら、すべての案をオープンに協議できる」とし、北朝鮮の核凍結で交渉に入れば、韓米軍事演習の中止を受け入れることもできるという考えを示した。

トランプ氏の発表で、北朝鮮に対するテロ支援国再指定の問題について言及がなかったことは注目に値する。この問題は、トランプ氏が「重大声明」を予告して焦眉の関心事となり、ホワイトハウスも「歴訪が終わる頃に決める」と明らかにしいた。しかし、トランプ氏は取り上げなかった。だからといって、北朝鮮をテロ支援国に再指定しないと明らかにしてもいないため、いつでも対北カードとして使うことができる。北朝鮮に二重凍結のような無駄な期待はするなと警告しながらも、有用な圧力カードは残すトランプ氏らしい対北処方だ。

このようなダブルスタンダードのアプローチは、最近の微妙な情勢変化とかみ合っている。習氏の特使である中国共産党の宋濤・対外連絡部長が17日、北朝鮮を訪れ、金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長ら北朝鮮最高位層と会う。宋氏は、国連決議の忠実な履行と経済的圧力の強化が避けられないという立場を説明し、北朝鮮への石油の禁輸といった高強度の制裁ついても言及する可能性がある。金委員長に選択の時間は多くない。今からでも非核化協議に入らなければ、北朝鮮は国際社会から永遠に孤立し、枯死するほかないだろう。