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印尼国賓訪問の文大統領、「アセアンとの貿易、中国並みに拡大」

印尼国賓訪問の文大統領、「アセアンとの貿易、中国並みに拡大」

Posted November. 10, 2017 09:00,   

Updated November. 10, 2017 09:39

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領が9日、「政府は、アセアンとの協力関係の画期的な発展に向けて『新南方政策』を強力に推進する」と明らかにした。アセアン地域との経済交易の活性化はもとより外交・安保協力を拡大していくということだ。

インドネシアを国賓訪問中の文大統領は、ジャカルタのザ・リッツ・カールトン・ホテルで開かれた「韓国―インドネシア・ビジネスフォーラム」に出席し、「アセアンと韓国の関係を韓半島周辺4大国(米・中・日・露)並みに引き上げることが目標」とし、このように述べた。また文大統領は、「人(People)共同体、平和(Peace)共同体、共生繁栄(Prosperity)共同体」という「3P」戦略も提示した。

成長可能性の高いアセアンとの交流拡大を通じて外交の地平を広げ、米国や中国中心の貿易を多角化する考えだ。大統領府は、9月に文大統領がロシアで明らかにした「新北方政策」と今回発表した「新南方政策」を通じて外交の多角化と新たな経済チャンネルの構築に乗り出す計画だ。

「新南方政策」をインドネシアで発表したのは、インドネシアがアセアンの中心国家ということが考慮された。文大統領は、両国の経済協力の枠組みの修復、協力分野の多角化、基幹産業分野の協力、人中心の経済協力の拡大、中小企業の協力事業の支援拡大、貿易品目の拡大などインドネシアとの6つの重点課題も提示した。これを通じてインドネシアだけでなくアセアンとの貿易量を大幅に増やす計画だ。金顕哲(キム・ヒョンチョル)大統領経済補佐官は、「2022年までにアセアン国家との貿易を2000億ドル水準に拡大する。これは、現在2100億ドル規模の中国貿易と同程度になることを意味する」と説明した。



ジャカルタ=ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com