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文大統領、「新古里は速やかに建設再開、新規原発は中止」

文大統領、「新古里は速やかに建設再開、新規原発は中止」

Posted October. 23, 2017 08:44,   

Updated October. 23, 2017 08:59

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、新古里(コリ)原発5、6号機に対する「公論化委員会」の建設再開勧告に対して、「政府はその結果に従い、新古里5、6号機の建設を速やかに再開する」と明らかにした。その一方で、脱原発政策を推進していく考えを示した。

文大統領は、「新古里5、6号機の公論化の結果に対する大統領の立場」を通じてこのように明らかにし、「建設中断という私の公約を支持して下さった国民も公論化委の勧告を尊重し、大乗的に受け入れることを願う」と述べた。そして、「政府は公論化委の勧告を履行するための後続措置と補完対策を設ける」と付け加えた。

また文大統領は、新古里5、6号機建設再開よりも脱原発政策を支障なく進める考えを強調した。文大統領は、「これ以上の新規の原発建設計画を全面中止し、エネルギー需給の安定性を確認次第、設計寿命を延長し、稼動中の月城(ウォルソン)1号機の運転を中止する」と明らかにした。また、公論化委については、「熟議民主主義の模範を示した。韓国国民を誇りに思い、尊敬する」とし、「今回の公論化の経験を通じて、社会的葛藤懸案を解決する多様な社会的対話と大妥協がさらに活発になることを期待する」と述べた。建設中断の費用をめぐる論議については言及がなかった。

しかし、野党は一斉に反発した。保守系最大野党「自由韓国党」の全希卿(チョン・ヒギョン)報道担当は、「拙速な原発中断に対する謝罪が大統領の道理」とし、「公論化委で経済的な損失と社会的葛藤を誘発させておいて、それを熟議民主主義という詭弁で覆うことは実に失望させられる発表だ」と批判した。中道系野党「国民の党」の孫今柱(ソン・クムジュ)首席報道担当は、「建設がすでに進んでいる事案に対して1000億ウォンを超える莫大な費用を無駄にし、一言の謝罪もなく『意味深い過程』とだけ述べたことは残念」と強調した。

一方、文大統領が月城1号機の運転中止の方針を明らかにしたことについて、産業通商資源部は、「公約にあることを言及した程度なので、現在のところ運転中止の時期について話すことはない」と発言を控えた。月城1号機は、原子力安全委員会から2022年11月まで延長運転の承認を受けている。



韓相準 alwaysj@donga.com · 李建赫 gun@donga.com