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韓国政府と米国務省がトランプ大統領のDMZ訪問に反対

韓国政府と米国務省がトランプ大統領のDMZ訪問に反対

Posted October. 20, 2017 09:37,   

Updated October. 20, 2017 10:09

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来月7日に韓国を訪れるトランプ米大統領が、非武装地帯(DMZ)に行くべきかどうかをめぐってホワイトハウスで熱い論争が起こっていると、米紙ワシントン・ポストが18日付で報じた。米国務省だけでなく韓国政府もトランプ氏のDMZ訪問に賛成していないという。

トランプ氏がDMZを訪問すれば、ただでさえ高まっている米朝間の緊張と対立がさらに激しくなる恐れがあるうえ、警護にも問題が生じ得るというのが理由だ。同紙は特に、文在寅(ムン・ジェイン)大統領の補佐陣が、トランプ氏のDMZ訪問が(北朝鮮が)誤った判断をする可能性を高め、軍事衝突を触発する恐れがあり、金融市場や平昌(ピョンチャン)冬季五輪に否定的な影響を及ぼしかねないと懸念していると伝えた。

一方、今回のアジア歴訪でトランプ氏は、日本人拉致被害者家族との面談や韓国国会での演説などで強力な対北メッセージを送る予定であり、一部では、象徴性の高いDMZを訪問すべきだという声もある。

トランプ氏もDMZ訪問をまだ確定していないようだ、トランプ氏は16日に記者会見で、「今DMZを訪問すれば、北朝鮮が挑発と見る恐れがある。最悪の時にDMZを訪問するのか」という質問に、「現状況でまだ細部の計画は決まっていない」と答えた。



周成河 zsh75@donga.com