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襄陽で国宝級の金銅三尊仏出土、高さ8.7センチ…三国時代に製作推定

襄陽で国宝級の金銅三尊仏出土、高さ8.7センチ…三国時代に製作推定

Posted October. 17, 2017 09:38,   

Updated October. 17, 2017 09:50

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三国時代である6世紀後半に製作されたものと推定される金銅三尊仏が、江原襄陽郡(カンウォン・ヤンヤングン)にある陳田寺址(チンジョンサジ)から出土した。

文化財庁は、江原襄陽郡とククガン考古学研究所が今年7月から、陳田寺址の3層石塔(国宝第122号)の周辺で行った発掘調査で、三国時代の金銅菩薩三尊仏の立像を発見したと、16日明らかにした。

この仏像は、光背(光を形象化した仏像の後ろ側の飾り物)の上部の一部と台座の役割をする蓮座台が少し欠けているが、保存状態は極めて良い方だ。高さは8.7センチで、大人の手のひらサイズに過ぎないが、三国時代の仏像が多くない上、出土地が明確で保存状態が良いことから、国宝級と評価される。国立春川(チュンチョン)博物館が行った保存処理の過程で、青銅と思われたこの仏像の材質が金銅である事実が確認された。

本尊仏を中心に置いて左右に菩薩を配置する三尊仏だが、本尊仏に仏ではなく菩薩を配置した点が特徴である。中心に観音菩薩があり、両側には本尊仏を補佐する脇侍菩薩が刻まれている。観音菩薩と脇侍菩薩の間に穴が2つ空いていることもユニークな形式であり、このような事例は初めて発見されたと文化財庁は説明した。

文化財庁の関係者は、「3本に上った寶冠、『X』字型の服のしわ、化仏などから見て、三国時代に製作された洗練された様式の仏像とみられる」と話した。



柳原模 onemore@donga.com