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大統領府、「セウォル号、大統領への報告時刻を改ざん」

大統領府、「セウォル号、大統領への報告時刻を改ざん」

Posted October. 13, 2017 09:08,   

Updated October. 13, 2017 09:31

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大統領府が12日、朴槿恵(パク・クンへ)政権の大統領府が2014年のセウォル号事故当日に大統領が最初に報告を受けた時間を工作したことがうかがえる文書を発見したと明らかにした。朴氏の拘束満期(16日午前0時)が3日後に迫る中、大統領府は文書改ざん疑惑の捜査を司法機関に依頼する方針だ。

任鍾晳(イム・ジョンソク)大統領秘書室長は同日午後、緊急記者会見を開き、「国家安全保障室の電算ファイルから、セウォル号事故当日の状況報告日誌を事後に改ざんした資料が含まれたファイルが発見された」と明らかにした。発見された文書には、2014年4月16日、大統領府危機管理センターが朴氏にセウォル号事故の状況を最初に報告をした時刻が午前9時30分になっていたが、6ヵ月後の2014年10月23日の修正報告書には、この報告時刻が午前10時に変更されていた。任氏は、「大統領が報告を受けた時刻を30分遅らせた」とし、「報告時刻と大統領の最初の指示の時刻の間隔を縮めようという意図があるとしか考えられない」と指摘した。

朴氏は昨年、憲法裁判所に提出した答弁書で、いわゆる「空白の7時間」疑惑に対して、「当日は官邸で通常業務を行い、午前10時から計7回にわたって報告を受け、救助の指示を与えた」と明らかにした。

当時、大統領府が災害・安全コントロールタワーを大統領府から安全行政部(現・行政安全部)に変更するために危機管理指針を事故の3ヵ月後に不法に改正していたことも発見された。任氏は、「大統領訓令である基本指針は、法制処の審議と大統領の裁可を受ける法的手続きを経なければならないのに、ボールペンで原本に赤線を引いて修正した内容を全省庁に通知した」と明らかにした。

任氏は、これらの疑惑について「最も惨憺たる国政壟断の事例」とし、「関連捜査を司法機関に依頼する予定だ」と明らかにした。



ムン・ビョンギ記者 weappon@donga.com