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守備の不安にFWの不在まで…課題山積の申台龍号、W杯までに立て直せるか

守備の不安にFWの不在まで…課題山積の申台龍号、W杯までに立て直せるか

Posted October. 12, 2017 08:34,   

Updated October. 12, 2017 09:22

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「課題は山ほど積もっているのに解決するための時間は足りない」

申台龍(シン・テヨン)監督率いるワールドカップ(W杯)代表が弱点を補うためには、欧州での強化試合に招集されなかったKリーガーと海外組が一緒になって組織力を強化しなければならない。だが、代表チームに完全体として息を合わせるための時間は余り残っていない。W杯最終メンバーの発表(20185月の第3週)までにKリーガーと海外組が集まって連携を確かめられる時間は、今年11月と来年3月に国内で予定されている強化試合(それぞれ2試合)だけだ。最終メンバーに選ばれた選手は来年5月21日に招集され、国内での強化試合(1回)と海外での強化試合(1回もしくは2回)を行う。代表チームは今回の強化試合で浮かび上がった問題を早急に把握し、11月9日の強化試合からはチームの骨組みを固めなければならない。「テスト」のために、これ以上時間を無駄遣いするわけにはいかない。

代表チームはロシアW杯本大会を8ヵ月後に控えて行った欧州での強化試合で拙戦を繰り広げた。メンバー全員を海外組で構成した代表チームは、ロシア戦(7日、2-4負け)とモロッコ戦(10日、1-3負け)で連敗を喫した。緩い守備組織力と鈍い攻撃力など、多くの課題を抱えた代表チームの先行きは茨の道になることを予告している。申監督は、「(モロッコ戦の)惨敗を認めて反省しなければならない。このままでは『W杯に何しに行く』と言われかねない」と話した。

大至急にクリアしなければならない課題は守備の不安定さだ。申監督は、モロッコ戦とロシア戦で3バックシステムの組み合わせを変えたが、マンマークとゾーンディフェンスのどちらも不合格だった。また、ウィングバックのポジションに馴染みのない李青龍(イ・チョンヨン=クリスタル・パレス)は相手攻撃陣の集中的に狙われ、何度も突破を許した。

KBSN解説委員のキム・デギル氏は、「毎試合、DF陣が入れ替わり、守備のリーダーが消えた。失点後に中心に立ってチームをまとめ上げる選手など、主力のDF陣を速やかに完成させることで組織力の強化を図るべきだ」と指摘した。代表チームは、モロッコ戦の前半7分と10分に相次いで失点するなどDF陣が大きく揺れた。KBS解説委員のハン・ジュンヒ氏は、「守備的場面に応じて教科書的な基礎教育が徹底的に行われるべきだ。基本的なことが不足するチームにおいて戦術を語るのは間違っている」と批判した。

選手たちに対して短期間でピンポイントレッスンを行い、監督に戦術に関するアドバイスができる経験豊富なコーチの招へいも必要だ。モロッコ戦の前半28分に3人を交代した申監督は、「選手たちの競技力が、これほど良くないとは知らなかった」と話した。また、サイドDF要員が不足する問題の解決策として自ら切り出した3バック戦術は落第点だった。選手たちの体調のチェックや戦術運用などが有機的に機能していないことを物語る傍証だ。大韓サッカー協会の関係者は、「外国人の戦術コーチやフィジカルコーチの招へいを推進している」と話した。

最前線FWの不在問題も解決しなければならない。海外組の池東源(チ・ドンウォン=アウクスブルク)と黄義助(ファン・ウィジョ=ガンバ大阪)はモロッコ戦でボールのキープに苦しむほど不調だった。シュート能力の優れた孫興民(ソン・フンミン=トッテナム・ホットスパー)を活かした攻撃も、最前線FWとの連携プレーよりは前線に上がってきたMF具滋哲(ク・ジャチョル=アウクスブルク)とのパスプレーを活かした攻撃ルートが効果的だった。

いわゆる「海外組プレミアム」が欧州での強化試合で消えた格好だ。申監督は、「これから選んではならない選手がずいぶん見えてきた」と話した。海外組に頼らないでKリーグ選手までを入れてワントップ要員を探すべきだと指摘する声が上がっている。キム・デギル氏は、「所属クラブで試合に出ていない選手は代表チームでも活躍が期待できないことを申監督も気づいただろう。自身の戦術に適した攻撃要員をKリーグなどから探し当てなければならない」と話した。



鄭允喆 trigger@donga.com