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北朝鮮大使館、世界40ヵ所で外貨稼ぎ

Posted October. 09, 2017 11:26,   

Updated October. 09, 2017 11:58

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東欧ブルガリアの首都ソフィアの南部の塀の高い建物内では、1週間に数回パーティーが行われる。歌声が外に流れ、住民たちが警察に通報するなど苦情の対象になっている。時には建物の屋上で花火も行われる。北朝鮮は大使官邸だった問題の「テロレジデンス」という建物を地元業者に賃貸し、結婚式場として貸したり、雑誌の写真やミュージックビデオ、テレビ広告の撮影などにも活用している。

米ニューヨーク・タイムズは7日、北朝鮮が世界約40ヵ国の自国の大使館を様々な外貨稼ぎ事業に活用していると報じた。外交公館を金儲けに活用するのは国際法上、不法だ。

ポーランド・ワルシャワ駐在の北朝鮮大使館には、約40の北朝鮮企業や団体が住所を登録して活動している。製薬会社から広告会社、ヨットクラブなど様々だ。中国駐在の北朝鮮大使館の職員は、「海金剛(ヘグムガン)貿易会社」の職員としても名前が上がっている。海金剛貿易会社は、モザンビークに対空ミサイルやレーダーシステムを供給した会社であり、米国の制裁対象だ。インド駐在の北朝鮮大使館は、地下に精肉店を経営したという証言もあった。ドイツがユースホステルとして使われる北朝鮮の外交施設を閉鎖するなど、一部の国家は取り締まりを強化している。

一方、北朝鮮は国連制裁が強化されると、ロシア企業が運航する貨客船「万景峰」を利用して、中国に物品を輸出したと、毎日新聞が8日付で共同通信を引用して報じた。万景峰は先月14日と29日、北朝鮮の羅先(ナソン)からウラジオストクに約16トンのアルミニウムを輸送した。最終目的地は広東省仏山で、北朝鮮船籍以外の船に積み替えて運ぶ計画になっていた。