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仁川に上陸したEDM、8兆ウォン市場が開けた

仁川に上陸したEDM、8兆ウォン市場が開けた

Posted September. 25, 2017 09:40,   

Updated September. 25, 2017 09:45

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23日午後、仁川市南区(インチョンシ・ナムグ)の文鶴(ムンハク)メインスタジアムに設置されたステージの下で米国、日本、中国、フランスなど各国の国旗を手に持った若者たちが集まり、DJが織り成すダイナミックななリズムに身を任せた。世界的なエレクトロニック・ダンス・ミュージック(EDM)フェスティバル「ワールド・クラブ・ドーム・コリア2017」に参加するため、各国から仁川を訪れた若者たちだった。肩にシンガポールの国旗をまとったダニエルさん(25)は、「近くにある韓国でワールド・クラブ・ドームが開かれると聞いて、友達とスケジュールを合わせて韓国を訪問した」と言い、「弘益(ホンイク)大学周辺のゲストハウスに泊まっているが、明日(24日)もまた来たい」と話した。

「世界最大のクラブ」というスローガンの下に開催される「ワールド・クラブ・ドーム」が22日から24日まで、アジアでは初めて仁川で開催された。ワールド・クラブ・ドームは2013年にドイツのフランクフルトで始まったイベント。昨年ドイツで開催されたイベントには世界各国から13万5000人が集まった。今回仁川には約12万人が参加したが、このうち外国人参加者は2万2000人だった。韓国観光公社のイム・ヘヨン戦略商品チーム次長は、「外国人参加者の誘致目標は2万人だったが、目標を上回る人数が集まった」とし、「とくに1000万ウォンを超えるVVIP席の半分以上を外国人が購入した」と話した。

政府は、厚いマニア層を持つ同イベントを、5年連続で韓国で開催したのをきっかけに、新しい文化観光コンテンツとして開発し市場の多角化を図ことで若年層観光客の誘致に取り組む計画だ。ハナ投資証券が分析したところよると、2015年の世界EDM市場の規模は71億ドル(約8兆ウオン)に上り、2012年以降年平均16%の成長を遂げている。韓国観光公社と仁川観光公社は成長可能性の高いアジアの独占開催権を確保しているMPCパートナーズとタッグを組んで、今年1月から海外と国内でPR活動を展開してきた。

韓国観光公社のチョン・ジンス戦略商品チーム長は、「イベント参加期間中、観光客にパーティーを楽しんでもらうクラブクルーズ商品などは冷え込んだ中国との関係のためにキャンセルしたが、来年のイベントでは再度トライしたい」と話した。また「今後EDMフェスのようなグローバルな文化観光コンテンツを積極的に誘致し、活用することで市場の多角化に努めたい」と加えた。



孫佳仁 gain@donga.com