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強硬姿勢のトランプ氏と金正恩、文大統領、まずは韓米同盟を堅固にするべきだ

強硬姿勢のトランプ氏と金正恩、文大統領、まずは韓米同盟を堅固にするべきだ

Posted September. 23, 2017 08:21,   

Updated September. 23, 2017 08:32

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北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長が22日、声明を出し、「トランプが歴代で最も暴悪な宣戦布告をしたからには、われわれもそれにふさわしい、史上最高の超強硬対応措置の断行を慎重に検討する」とし、「トランプが何を考えていたとしても、それ以上の結果を目の当たりにすることになるだろう」と述べた。トランプ米大統領が2日前、「北朝鮮の完全破壊」を警告し、22日に北朝鮮と取引する第3国の機関・個人を制裁する「二次的制裁」(セカンダリー・サンクション)を電撃発表したことを受け、金委員長が反発したのだ。北朝鮮の最高権力者の声明発表は初めて。

米国と北朝鮮最高指導者の「言葉の爆弾」戦争は最高潮に達している。北朝鮮の6回目の核実験後、トランプ政権は、「ソウルを重大な危険に陥れないための北朝鮮に対する軍事的選択肢」まで取り上げ、22日には中国とロシアを狙ったイラン式二次的制裁だけでなく、北朝鮮に立ち寄った船舶・飛行機の米国の入港・入国を制限する内容の金融・物流封鎖措置を発表した。これに対抗して金委員長は、「米国の老いぼれ狂人を必ず、必ず、火で制するだろう」と述べた。北朝鮮の外相はそれが「太平洋上での歴代級の水素弾実験」になると予告した。

このような米朝の「強vs強」対決が軍事的衝突につながる可能性は排除できない。北朝鮮が、米国の近海に大型挑発を強行する場合、米国は爆撃といった軍事的対応に出ないわけにはいかず、これに対抗して、北朝鮮がソウルへの挑発を強行すれば、韓半島は戦争の火の海に包まれるほかない。むろん、対立が極限に達してどちらか一方が衝突直前に急ブレーキをかければ、対話局面に急旋回する可能性もなくはない。どのようなシナリオでも、韓国政府としては非常な覚悟で対処しなければならない絶体絶命の時だ。

文在寅(ムン・ジェイン)大統領は22日、トランプ大統領との首脳会談、安倍晋三首相まで含めた日米韓首脳昼食会談を行い、最高の対北制裁に向けた3国の協力を確かめた。特に、韓米首脳会談では、最先端兵器の導入・開発による防衛態勢の強化と米国の戦略資産の韓半島循環配備拡大の約束を取り付けた。しかし、日米両首脳は、制裁と平和を共に訴える文大統領をいぶかしく見るムードだ。特に、安倍首相は韓国の北朝鮮に対する人道的支援を取り上げ、「今そうする時なのか」と問題提起したという。

韓半島が戦禍に包まれるかもしれない状況で、文大統領としては米国に無条件に同調だけはできないだろう。北朝鮮を非難したトランプ大統領の国連演説に対しては国際社会も冷ややかだ。米国に密着して「韓国いじめ」を助長するような日本のやり方も良くは見えない。しかし、力の論理が支配する国際政治の冷厳な現実で、危機であればあるほど選択が明確でなければならない。今は何よりも韓米同盟を堅固にし、北朝鮮がさらなる挑発を考えないようにしなければならない。そうしてこそ文大統領が望む対話局面を早めることができる。