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金融監督院、採用不正問題で2度目の家宅捜索

金融監督院、採用不正問題で2度目の家宅捜索

Posted September. 23, 2017 08:21,   

Updated September. 23, 2017 08:32

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採用不正を巡る波紋に包まれた金融監督院(金監院)が、今年1月に続き2度目の検察家宅捜索を受けた。

ソウル南部地検は22日午前10時10分頃、永登浦汝矣(ヨンドゥンポ・ヨイ)通りに位置している金監院の本社で家宅捜索を行った。対象は、徐太鍾(ソ・テジョン)首席副院長室、李炳三(イ・ビョンサム)副院長補のオフィス、総務部など5カ所だった。徐首席副院長と李副院長補、局長級幹部のイ某氏の住居についても家宅捜索を行った。

検察によると、徐首席副院長などの3人は、「2016年度の新入社員採用」の過程で任意で採用基準を変更して、業務妨害と職権乱用などの容疑がもたれている。経済、経営、法律分野の1段階通過人員を計画にないのに1人ずつ増やした。検察は、彼らが特定の人を選ぶために人事に介入したと見ている。

監査院の監査結果、2015年に総務局長だったが李副院長補は、当時某金融持株会社の会長だった金監院の役員出身者から、「知人の息子を合格させてほしい」という趣旨の人事請託を受けた。その結果、不合格圏だった国策銀行頭取の息子Aさんが金監院に最終合格した。面接では、基準にない「世評照会」が導入され、順位が遅れていた3人が合格した。監査院はこの過程で、16人の当落が不当に入れ替わったと見ている。これに先立って監査院は、このような人事不正を黙認した徐首席副院長など3人に対して、7月、検察に捜査を依頼した。

金監院の内部は沈痛な雰囲気だ。今年に入って採用不正で2度目の家宅捜索を受けた余波だ。1月は、元役員の息子を経歴職弁護士に採用した容疑で、検察から家宅捜索を受けた。同日再び家宅捜索が行われると、金監院の人々は「何の言い訳もできない」「頭をあげることができない」などの反応を見せた。今回の出来事を自省のきっかけにすべきだという声も続いた。とある関係者は、「金監院は自ら甲という立場に酔って、内部統制の粗末だったのではないか反省する必要がある」と話した。



金東爀 hack@donga.com · 宋忠炫 balgun@donga.com