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北朝鮮、「恥知らずのメディア」と中国メディアを猛批判

北朝鮮、「恥知らずのメディア」と中国メディアを猛批判

Posted September. 23, 2017 08:14,   

Updated September. 23, 2017 08:31

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中国内で非主流学者を中心に、習近平政府の北朝鮮に対する政策など外交政策に対する批判が相次いでいる。

22日、「ボイス・オブ・アメリカ」(VOA)の中国語版によると、沈丁立・復旦大学教授は、「中国は南シナ海、東シナ海、中印国境問題、韓中関係、中朝関係などで失敗した。ひとことで言って、中国の「睦隣」(近隣諸国と親睦を深める)政策は、近隣諸国の歓迎を受けていない」と強く批判した。沈志華・華東師範大学教授も、「北京(中国)の北朝鮮に対する政策は矛盾しているだけでなく(中国政府が)期待するのと正反対の結果になった」と指摘した。

最近、非主流である賈慶国・北京大学国際関係学院長が、政府の政策に影響を及ぼす主流の立場で自身を批判した朱志華・浙江省国際関係学会副会長に、「北朝鮮を保護しようという立場か」と直撃弾を飛ばしたのに続き、政府の対北政策の批判が激しくなる様相だ。韓半島の軍事緊張が高まった状況で、米国の中国に対する圧力が強まり、韓国とも最悪の関係が続くと、「これではいけない」という不満が出ているのだ。

沈丁立教授は、「中国が努力はしたが、北朝鮮の核・ミサイル開発を中止させることもできず、韓国が高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)を配備しないよう説得する方法もない」とし、「中国がTHAAD問題(対応)に失敗しただけでなく、ソウル(韓国)と遠ざかり、ソウルがワシントン(米国)に近づくようにした」と指摘した。沈志華教授も、「韓国のTHAAD配備に対する中国の懲罰は、韓国がさらに米国、日本と近づくようにしただけでなく、中国がソウルと密接な関係を作る機会をのがすようにした」と強調した。

VOAは、「中国の大国外交が挑戦と挫折に直面した」とし、「多くの学者が中国の外交問題について討論しても、中国指導部は来月の第19回全国代表大会(党大会)で、習近平国家主席の就任後に直面した挑戦と挫折を議論しないだろう」と指摘した。

一方、北朝鮮は22日、自分たちの核・ミサイル挑発に対して否定的に報道した人民日報や環球時報、人民網など中国メディアを異例にも強く非難した。朝鮮中央通信は、「恥知らずのメディアの野放図な処置」という個人の文を通じて、「朝鮮の核兵器保有の合法性に背を向けて、『自分の手で自分の目を突く格好』と冒涜しただけでは足りず、『西山落日(沈む太陽)の運命を免れない』と妄言を吐いた」とメディアを名指しして非難した。



尹完準 zeitung@donga.com · 申나리 journari@donga.com