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SKTの自律走行車、通勤途中の京釜高速道路での走行に成功

SKTの自律走行車、通勤途中の京釜高速道路での走行に成功

Posted September. 22, 2017 09:13,   

Updated September. 22, 2017 09:36

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SKテレコムが、出勤時間に車の統制をしない高速道路で時速80キロの最高速度で自律走行車の試験走行に成功した。今年7月に自律走行臨時運行の許可を受けてから二ヶ月ぶりのことだ。これは、国内通信会社が高速道路上でのテストに成功した初事例として挙げられる。

現代(ヒョンデ)自動車「ジェネシスG80」を改造して作った自律走行車は、21日午前7時15分から33分間、ソウルの出会いの広場から京畿水原(キョンギ・スウォン)のシンガルインターチェンジまでの京釜(キョンブ)高速道路の26キロ区間を走った。最高速度は、国内で自律走行車に認められる時速80キロで、平均速度は時速47キロだった。

この車両は、内蔵された人工知能(AI)によって前の車と安全距離が確保されると速度を上げ、車が割り込んでくると速度を減らすなど、周辺の状況を判断して速度を調節した。渋滞区間では、車両の流れに合わせて徐行と停止を繰り返し、合流地点では進入車両に道を譲った。急カーブ区間では、あらかじめ減速するなど、区間の特性に合わせて走った。これは、SKテレコムが同じ区間を半月間、50回余り往復走行しながらAIに車線や標識などを学習させたおかげである。

車に搭乗した職員たちは、車線が20個に拡大されるソウル料金所などでのみハンドルを握った。今後難易度の高い区間で自律走行ができるよう、「経路判断」技術を改善する計画だ。

今回成功した自律走行は、米自動車工学会基準で3段階(条件付き自律走行)レベルである。0、1段階はそれぞれ非自動化と自動化補助車両であり、2段階は運転者の監視の下で走行、3段階は特定状況で可能な自律走行、4段階は完全自律走行を指す。ベンツ、現代・起亜(キア)自動車などのグローバル企業各社も3段階自律走行技術の開発を終えた。また、アウディは、この基準の量産車(アウディA8)を公開したこともある。SKテレコムは、NVIDIA、ソウル大学、LG電子などと協力して、自律走行通信技術を開発している。3次元(D)超精密地図、5世代(G)車両疎通技術(V2X)など、自律走行の精度と安定性を高める技術開発に注力している。また、加入者が1000万人を超えるTマップにたまったビッグデータを活用して、リアルタイムの交通量に応じて経路を設定し、走行を多くするほど判断能力を高めるAIを開発している。SKテレコムネットワーク技術院のパク・ジンヒョ院長は、「市内、国道、自動車専用道路の走行や自動駐車など、次の段階に挑戦したい」と語った。



申東秦 shine@donga.com