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トランプ氏と安倍氏、互いを称賛

Posted September. 22, 2017 09:13,   

Updated September. 22, 2017 09:29

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「シンゾウ(安倍晋三)は強い」

トランプ米大統領が19日(現地時間)、ニューヨークの国連本部で開かれた昼食会で、安倍晋三首相を隣の席に座らせ、このように話した。グテーレス国連事務総長が主宰した席だった。トランプ大統領は、「北朝鮮に対抗するには力が必要だ。『シンゾウ』は強い」とし、北朝鮮の挑発阻止に向けて協力を要請した。席の配置はトランプ大統領の要請によるものと、安倍首相と同行した消息筋が伝えた。

両首脳は、北朝鮮情勢や拉致問題、11月上旬に予定されたトランプ大統領の訪日などについて意見を交わした。トランプ大統領は安倍首相に、「北朝鮮の発言は尋常でない。普通でない相手だと国連総会の演説で強い言葉で言った」と説明した。安倍首相は「『あらゆる選択肢があり得る』という(トランプ大統領の)強いメッセージが、中国とロシアを(制裁決議に)協力的にさせた」と肯定的に応えた。

両首脳の「最良の相性」は、国連総会の演説でもあらわれた。安倍首相は、19日のトランプ大統領に続く20日の基調演説で大半を北朝鮮問題に割き、「必要なのは対話ではない。圧力なのです」と訴えた。そして、「対話とは、北朝鮮にとって、我々を欺き、時間を稼ぐためのむしろ最良の手段だった」とし、「なんの成算があって、我々は三度、同じ過ちを繰り返そうというのでしょう」と反問した。また、「『全ての選択肢はテーブルの上にある』とする米国の立場を、一貫して支持します」と明らかにした。トランプ大統領も言及した北朝鮮による日本人拉致問題に対しても国際社会の支援を訴えた。

米紙ニューヨーク・タイムズは20日、「日本が北朝鮮に対するトランプ大統領の立場を支持した」と評価した。ロサンゼルス・タイムズは、「北朝鮮に対するトランプ大統領の攻撃的レトリックに日本が嫌気を感じたとしても、(日本の)リーダーは表に見せなかった」と指摘した。



東京=ソ・ヨンア特派員 ウィ・ウンジ記者 sya@donga.com · wizi@donga.com