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アプリで知り合った幹部同士で性行為、軍内の同性愛が激増

アプリで知り合った幹部同士で性行為、軍内の同性愛が激増

Posted September. 19, 2017 09:02,   

Updated September. 19, 2017 09:18

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#1.昨年、陸軍現役砲隊長である大尉のA氏は同性愛者向けのアプリを通して中佐のB氏と知り合った。二人はアプリのメッセンジャーを使って連絡を取り合い、好意を寄せていた。その内A氏は江原道(カンウォンド)地域に勤務中のB氏の官舎を訪ねて行った、二人はお互い合意の下、性行為をした。

#2.炊事兵である上等兵のC氏は入隊同期の上等兵Dさんと休暇をもらって軍部隊を出た。二人は泊まっていたC氏の家で類似性行為を持った。

この5年間、軍内での同性愛が増加している。18日、国防部が自由韓国党の金学容(キム・ハクヨン)議員室に提出した資料によると、軍隊内での合意による同性間のわいせつ行為は2013年の2件から今年上半期は21件に増えている。今年の残された期間を踏まえると20倍の増加と言える。軍刑法では同性間の性行為を禁じており、同性愛は「合意によるわいせつ事件」として扱っている。

特に外出も外泊も自由にはならない兵士の場合、主に営内で関係を持っていたことが明らかになった。2015年7月には就寝時間に生活館内で類似性行為をしていた兵士が摘発された事例もある。

金学容議員は、「兵営の中で同性愛が拡散しており、規律と戦闘態勢の確立に支障を来たす恐れがある」とし、「露骨な性行為や愛情表現によって軍隊で痴情のもつれによる事件が起きる危険性もある」と話した。

軽々しい性関係による性病の拡散も懸念されている。国防部によると、エイズ(後天性免疫不全症候群=AIDS)の発生件数は2013年に年間26件だったが、今年(7月31日現在)は21件に増加している。梅毒も2013年は年間発生件数が71件だったのに対し、今年は7月31日までで71件だ。

軍隊での同性愛を合法にするのか否かは、憲法裁判所長に内定した金二洙(キム・イス)氏や、大法院(最高裁)院長に内定した金命洙(キム・ミョンス)氏に対する国家人事聴聞会でも議論になるほど韓国社会に大きな論争を巻き起こしている。今年5月、野党正義党の金鍾大(キム・ジョンデ)議員は、軍隊内の同性愛処罰を廃止する軍刑法改正案を国会に提出した。軍人の性的自己決定権と性生活の自由を侵害し、かつ軍の規律や軍の戦闘力保存を阻害するという証拠がない、というのが発議の理由だ。

一方、キリスト教を中心に「階級社会である軍隊では上級者に抗うことは許されず、善意の被害者が量産される可能性がある。一般男性の軍隊忌避が拡散する」とし、同性愛に反対する声も少なくない。



朴訓祥 tigermask@donga.com