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2止まりだけで5回、田仁智がエビアン選手権で初優勝目指す

2止まりだけで5回、田仁智がエビアン選手権で初優勝目指す

Posted September. 13, 2017 09:51,   

Updated September. 13, 2017 09:55

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「自分の人生でまだ花は咲いていない」

田仁智(チョン・インジ=23、ハイト真露)は昨年の米国女子ツアー(LPGA)のメジャー戦、エビアン選手権で優勝した後、こう語った。歴代のメジャー戦最少ストローク記録(通算21アンダー263)を打ち立てた記念碑的な優勝だった。エビアン選手権の優勝を手始めに、昨年に新人王とベアートロフィーを受賞した田仁智は今季も、それに劣らない活躍を予告した。

しかし、今季はなかなか手放しに喜べない日が続いている。2位止まりだけで5回を経験し優勝に手が届かない。目前にまで迫った優勝を逃すことが繰り返され、「2年目のジンクス」というレッテルが貼られるようになった。。

成績へのプレッシャーを感じながら、最終ラウンドで決定的なミスをしているという指摘がある。先月のカナディアンパシフィック女子オープンでも4日目の11番まで単独首位だったが、勝負どころで乱れて3位タイで大会を終えた。最終ホールでは2打目をバンカーに落とし、2位も守れなかった。

今季に平均ストロークで3位(69.391)に食い込むほど安定した競技力を維持しながらも優勝までの決定的な一発が欠けていると指摘する声も上がっている。キム・インギョン(29=ハンファ)は平均ストローク(69.791、同9位)が田仁智に遅れていながらも、今季に3度も優勝している。田仁智に優勝という終止符が切実な状況だ。

14日(韓国時間)、フランス・エビアン=レ=バンのエビアンリゾートGCで開幕するエビアン選手権で前回王者の田仁智が優勝への渇望を解消できるかに注目が集まる。ただ一度の勝利が欲しい田仁智は先週、インディ女子インテック(IWIT)選手権を欠場し、エビアン選手権に向けた準備に集中した。2000年から同大会が欧州女子ゴルフツアー(LET)とLPGAツアーが共同開催して以来初の2連覇に挑戦する。シーズン初優勝の喜びとともに「メジャークィーン」の名声を取り戻せる好機だ。

いざ本人は成績への重圧を感じるよりは、楽しむ気持ちで大会に臨むと語った。田仁智は12日、LPGAツアーのホームページに公開されたインタビューの中で「ゴルフでスコアも大事だが、幸せなシーズンを送ることの方が自分には重要だ。自分の夢は幸せなゴルファーになること」と話した。成績へのプレッシャーのために自らをコーナーに追い込むことはしたくないという意味と解釈される。

一方、最有力新人王候補の朴城炫(パク・ソンヒョン=24、KEBハナ銀行)が昨年に2位に終わった悔いを晴らすことができるかも関心事だ。今季の全米女子オープンなどで2度優勝し、シーズン賞金ランキング首位(176万9650ドル=約19億9700万ウォン)を走っている朴城炫は、今大会もライバルたちとの差を広げたいところだ。朴城炫は新人王争いで1285点ですでに独走態勢を固めた。2位のエンジェル・イン(米国=559点)とは726点差。

世界ランキング1位のユ・ソヨン(27=メディヒル)、スーパールーキーのチェ・ヘイジン(18=ロッテ)も参戦する。先のメジャー戦、ANAインスピレーション(ユ・ソヨン)、全米女子オープン(朴城炫)、全英女子オープン(キム・インギョン)で優勝を飾った韓国勢はエビアン選手権で史上初のメジャー戦4勝達成に挑戦する。韓国系のダニエル・カン(25)のKPMG女子PGA選手権まで入れれば韓国勢と韓国系がメジャー戦を席巻する「コリアンスラム」が完成する可能性もある。



姜泓求 windup@donga.com