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「強力な報復能力を示せ」 文大統領の指示で北朝鮮指揮部への爆撃訓練

「強力な報復能力を示せ」 文大統領の指示で北朝鮮指揮部への爆撃訓練

Posted August. 30, 2017 09:38,   

Updated August. 30, 2017 09:43

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は29日午前、北朝鮮のミサイル挑発に対して、「強力な報復能力を誇示せよ」と指示した。北朝鮮が短距離弾道ミサイルを発射して3日後に日本の上空を通過する中長距離弾道ミサイル(IRBM)を発射したことを受けて、武力示威に出たのだ。

尹永燦(ユン・ヨンチャン)大統領国民疎通首席秘書官は同日、定例会見で、「文大統領は、北朝鮮のミサイル発射直後、鄭義溶(チョン・ウィヨン)国家安保室長から報告を受け、このように指示した」と明らかにした。

このため、空軍はF15K戦闘機4機で、江原道(カンウォンド)の必勝射撃場から1トン級の無誘導爆弾(MK84)8発を投下し、北朝鮮指揮部を爆撃する訓練を実施した。この爆弾は、空軍が保有する無誘導爆弾の中で最も破壊力が大きい。北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級「火星14」挑発に韓米連合の弾道ミサイル発射で対抗をした文大統領が、今回は金正恩(キム・ジョンウン)朝鮮労働党委員長など指導部を狙った武力示威に出たのだ。軍関係者は、「金委員長が核挑発をすれば、指揮部を直ちに焦土化するという強力な警告」と強調した。

また、国防科学研究所(ADD)は同日、弾頭の威力を強化した500キロメートル級の弾道ミサイル(玄武2B)と800キロメートルの級弾道ミサイル(玄武2C)の最近の発射実験の様子を公開した。文大統領は6月に玄武2Cの発射実験の現場を視察した。玄武2Cは北朝鮮全域の核・ミサイル基地や指揮部などの標的を全天候下で攻撃できると、軍は伝えた。

大統領府は、30日の米ワシントンでの韓米国防相会談で、韓国軍のミサイル弾頭の重量拡大問題を議論する計画だ。



ムン・ビョンギ記者 ユン・サンホ軍事専門記者 weappon@donga.comysh1005@donga.com