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篆書、隸書、楷書、行書…4つの書体で書かれた「6万4000字の論語」

篆書、隸書、楷書、行書…4つの書体で書かれた「6万4000字の論語」

Posted August. 23, 2017 09:27,   

Updated August. 23, 2017 09:37

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儒教の代表的経典である論語を、書道の四つの書体である篆書、隸書、楷書、行書でそれぞれ表わした作品が出てきた。書道家の文永午(ムン・ヨンオ)同徳(トンドク)女子大学名誉教授(77)の作品で、9年ぶりに完成された。

22日、氏は「論語の全文を四體で完成した作品は、国内はもちろん、中国にもない最初の作品だ」とし、「書道の発達史に合わせて4つの書体を順番に書き下ろした」と明らかにした。2008年1月に作業を開始し、篆書は2年1ヶ月、隷書は3年、楷書は1年8ヶ月、行書は年6ヶ月など、作品の完成までに9年間がかかった。

論語の全文は約1万6000字となっている。四つの書体で完成した作品全体の文字数は、約6万4000字に達する。作品を繋いだ全体の長さは370メートルである。

文教授は、当代最高の書道家として名をはせた如初・金膺顯(キム・ウンヒョン、1927〜2007)に師事した。同徳女子大学大学院長と人文大学長などを歴任し、2001年、第1回コサン文学大賞受賞者に選ばれるなどした。2001年は老子の道徳経の全文5300文字を楷書体で完成した。



柳原模 onemore@donga.com