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ソウルを2022年まで「バリアフリー観光都市」にする

ソウルを2022年まで「バリアフリー観光都市」にする

Posted August. 23, 2017 09:27,   

Updated August. 23, 2017 09:38

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ソウルが、車椅子に乗った障害者や体の不自由なお年寄り、子どもをベビーカーに乗せた家族も楽に観光できる都市に変わる。ソウル市は2022年までの5年間、計152億ウォンを投入してソウルを、「バリアフリー観光都市」に造成すると、22日明らかにした。障害者だけでなく、徐々に増えつつある高齢人口の「観光福祉」を実現し、より多くの家族観光客を誘致するためだ。

まず明洞(ミョンドン)、梨泰院(イテウォン)などの観光特区6カ所に年齢、身体条件、言語などに関係なく便利に利用できる「ユニバーサルデザイン」を適用した観光施設を、毎年20カ所ずつ増やす。高齢者も簡単に移動できるように階段の代わりにスロープを設置し、ドアは自動ドアに変える。ホテル、飲食店などの個人事業所が施設物をユニバーサルデザインに改修・補修すれば、最大で900万ウォン、自治区が運営する公共利便施設には、最大で5000万ウォンまで支援する。

障害者席、リフトなどが設置された障害者専用バスも増やす。現在、一般福祉館が運営する障害者用バスが利用されない時は、他の人たちが共有できるシステムも用意する。専用バスを保有している35機関のうち7機関が現在、参加意思を明らかにしたことが分かった。

精神・視覚・聴覚障害者、お年寄り、乳幼児同伴など、対象別適合型観光コースも、毎年10件ほど開発する。バリアフリー観光地域や施設には認証制度も導入する。ソウル市観光ガイドブックには、主な観光施設に障害者専用トイレなどをピクトグラム(絵文字)で表示する。

来年上半期は、旅行計画から観光施設予約、レンタカーなどを一度で解決できる「バリアフリー観光支援センター」をオープンする。ソウル市はレンタカー、宿泊業者が義務的に確保しなければならない障害者用レンタカー、客室を増やすように、関連法令を見直すべきだと政府に提案する予定である。



洪禎秀 hong@donga.com