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「米国のすべての戦略資産を動員して北朝鮮の挑発を抑止」

「米国のすべての戦略資産を動員して北朝鮮の挑発を抑止」

Posted August. 23, 2017 09:27,   

Updated August. 23, 2017 09:38

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米軍の指揮官らが22日、米国が保有するすべての戦略資産(兵器)と軍事的能力を動員して、北朝鮮の挑発を抑止し、大韓民国を防衛すると明らかにした。

訪韓中のハリス米太平洋司令官(海軍大将)とハイテン米軍戦略司令官(空軍大将)、グリーヴス米ミサイル防衛局長官(空軍中将)は同日、京畿道平沢市(キョンギド・ピョンテクシ)の烏山(オサン)空軍基地で合同記者会見を行い、「北朝鮮の(核・ミサイル挑発)行動は、韓国だけでなく米国にも非常に危険だ」とし、このように述べた。

有事の際、核と先端通常兵器、ミサイル防衛(MD)システムなど韓国への拡大抑止(Extended Deterrence)戦力の韓半島の展開・運用の責任を負う米軍の指令塔「三人衆」が韓国を訪れ、合同記者会見を行ったのは初めて。ブルックス在韓米軍司令官(陸軍大将)と金炳周(キム・ビョンジュ)連合司令部副司令官(陸軍大将)も同席した。ハリス司令官らは、「(金正恩労働党委員長の核・ミサイル挑発に対して)外交的解決策が最も重要で優先されなければならないが、これには強力な軍事力の裏付けが必要だ」とし、「韓米同盟は非常に強力な軍事同盟であるとともに外交的同盟だ」と強調した。また、「今後(先制攻撃のような)北朝鮮に対する軍事措置については、軍事戦略の次元であり、この席で言及することはできない」と説明した。

ブルックス司令官は、「乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)のような韓米軍事演習を通じて(北朝鮮の挑発時)あらゆるオプションを実行可能にするために習熟し、いつでも戦う準備をすることが重要だ」とし、「北朝鮮の挑発脅威に関係なく韓米軍事演習は続き、北朝鮮に対する態勢も維持される」と述べた。さらに、「金正恩(キム・ジョンウン)委員長が正しい選択をすることを望む」と述べた。特に、ハリス司令官は、高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)が15回の迎撃実験すべてで成功したことを言及し、「(米本土や同盟国など)われわれの防衛圏に入ってくる(敵国の)いかなるミサイルも迎撃できる能力に自信がある」とし、「同盟国(韓国)防衛のための十分な準備態勢を整えている」と強調した。

彼らは記者会見直後、ヘリコプターに乗って慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)の在韓米軍のTHAAD基地を訪れ、THAAD配備の現況を視察し、米軍将兵たちを激励した。軍当局者は、「韓米両国に対する核・ミサイル挑発で米国の軍事力を試したり挑戦するなという、金委員長に対する強力な警告だ」と強調した。



尹相虎 ysh1005@donga.com · 孫孝珠 hjson@donga.com