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マティス長官「乙支演習の米兵力縮小は北朝鮮の反発と無関係」

マティス長官「乙支演習の米兵力縮小は北朝鮮の反発と無関係」

Posted August. 22, 2017 09:32,   

Updated August. 22, 2017 09:41

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マティス米国防長官が、韓米合同乙支(ウルチ)フリーダム・ガーディアン(UFG)演習に参加する米軍兵力の縮小は北朝鮮の反発と関連がないと一蹴した。

20日(現地時間)、米国防総省やロイターなどによると、マティス長官は中東を訪問し、ヨルダンへ向かう機内での記者会見で、「韓米合同演習の参加兵力を減らしたのは、今年の焦点が指揮統制演習だからであり、北朝鮮発の要因への対応ではない」と明らかにした。マティス長官は、「米軍兵力が従来に比べて数千人減ったのは北朝鮮の反発を意識したからか」という質問にこのように答えた。

また、「演習は数ヵ月前に計画された」とし、「これは合同演習であり、早くから同盟関係者と協議して決めたこと」だと明らかにした。

国防総省によると、今年のUFG演習には米軍1万7500人が参加する。昨年は2万5000人動員された。マティス長官は、「状況を考慮して、今回の演習は指揮部に重点を置いた演習になることを望んだ」と説明した。今年の演習は、核を保有する北朝鮮との仮想戦争を想定したコンピュータ・シミュレーションを利用して行われるという。

マティス長官は、「この演習が防衛演習ということは北朝鮮もよく分かっている」とし、乙支演習が「侵略演習」とする北朝鮮の非難を一蹴した。また、「数十年間行ってきた演習であり、誤解を受けないために慎重に計画され、透明に運営されている」と強調した。

中国とロシアは先月、北朝鮮の大陸間弾道ミサイル(ICBM)級の発射実験で米朝間の緊張が高まると、北朝鮮は核とミサイル実験を中止し、韓国も韓米軍事演習を中止することを主張した。



朴湧 parky@donga.com