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スペイン連続テロ…車両突進、ガス爆発

Posted August. 19, 2017 09:05,   

Updated August. 19, 2017 09:20

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スペインのバルセロナとその近隣の都市で17日(現地時間)、相次いで3つのテロが発生し、14人の市民が死亡、100人以上の負傷者が発生した。過激派組織「イスラム国」(IS)は、テロ発生直後、IS系メディア「アマク通信」を通じて、自分たちの犯行であると明らかにした。昨年7月、フランスのニースで始まったテロの恐怖が、西欧の英国、フランス、ドイツ、北欧のスウェーデンを強打し、南欧のスペインまで覆っている。

同日午後5時頃、白のバンが、バルセロナの観光名所、カタルーニャ広場とランブラス通りを結ぶ地点で歩道にいる人に向かって突進し、500メートル暴走した。目撃者は、「人の多い所を選んでジグザグに走った」と語った。このテロで13人が死亡、100人余りが負傷し、このうち15人が重傷だ。容疑者は、車を置いて逃走し、警察が行方を追っている。

18日午前1時頃には、バルセロナの南西約120キロの街カンブリルスで、車によるテロが発生した。アウディA3が歩行者に突っ込み、警官1人と歩行者6人が負傷した。警官が容疑者5人を射殺し、1人を逮捕した。自爆ベルトを身につけていた容疑者もいたという。前夜にはバルセロナの南西約200キロの街アルカナルで、ガス爆発が起き、1人が死亡、16人が負傷した。

警察は3つのテロが同一組織によるものと見ている。恐怖を最大化するために、連続テロを強行したと見える。休暇を切り上げて復帰したスペインのラホイ首相は、「ジハーディスト(聖戦主義者)のテロだ」と明らかにした。



董正民 ditto@donga.com