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カージナルスの呉昇桓、韓日に次ぎ米国でのPS登板はなるか

カージナルスの呉昇桓、韓日に次ぎ米国でのPS登板はなるか

Posted August. 16, 2017 10:25,   

Updated August. 16, 2017 10:34

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メジャーリーグ、セントルイス・カージナルスの呉昇桓(オ・スンファン=35、写真)が韓国と日本に次いで米国でもポストシーズンで活躍できるだろうか。

「秋のゾンビ」セントルイスが最近、猛烈な勢いで勝利を重ね、呉昇桓がPSで活躍できるかに関心が集まっている。シーズン序盤、ナショナルリーグ中地区最下位まで転落したセントルイスは、今月には一時8連勝を疾走するなどして地区2位まで順位を上げた。15日現在、地区首位のシカゴ・カブスとは1.5ゲーム差。2011年から2015年まで5年連続でPSに進出しているセントルイスは、とりわけPSで勝負強さを見せ、秋のゾンビと呼ばれる。

セントルイスの新人、ポール・デヨング(24)は後半戦だけで9本塁打を放つなど大活躍し、手詰まり感の打線に新たな風を吹き込んでいる。後半戦の本塁打数だけで言うとロサンゼルス・ドジャースの怪物新人コディ・ベリンジャー(22)と肩を並べる。得点が増えてからセントルイスの強みとされる先発投手がゲームをリードするパターンも復活しつつある。

チームがPSに進出する場合、呉昇桓の役割にも大きな期待が寄せられる。PSのような短期決戦では盤石リリーフ陣に大きなプレッシャーがかかる。メジャーリーグに進出した昨年はPSを経験できなかったが、呉昇桓はすでに韓国と日本のPSで能力を証明している。韓国ではプロデビュー年の2005年と2011年に三星(サムスン)所属で韓国シリーズMVPを受賞し、日本では阪神所属で活躍した2014年にセントラルリーグのクライマックスシリーズでMVPに輝いた。

シーズン半ばから右腕中継ぎに役割が変わった呉昇桓が抱えている課題は、左打ち打者との勝負だ。今シーズン、呉昇桓の左打ち打者の被安打率(.359)は右打ち打者(.212)に比べて一回り高い。ソン・ジェウMBCスポーツプラス解説委員は、「セントルイスは左腕のリリーフ陣が豊富なので、呉昇桓が左打打者を打ち取る能力を見せることができなければ、(相手打者に応じて)中東半端に起用される可能性もある」と説明した。

もちろん、先決はチームがPSに無事進出することだ。現在、ナ・リーグワイルドカード首位タイのアリゾナ・ダイヤモンドバックスとコロラド・ロッキーズと5ゲーム差のセントルイスとしては、カブスを抜いて地区1位になるのがより現実的な目標だ。もしセントルイスがワイルドカードで地区シリーズに進出すれば、リーグ全体で勝率1位のドジャースと対戦する可能性が高い。

一方、ナ・リーグ東地区最下位のフィラデルフィア・フィリーズに移籍した金賢洙(キム・ヒョンス=29)はPSどころか、チーム内の地位まで危ぶまれている。地元では、今シーズン終了後に韓国に復帰する可能性を取り上げる報道まであるほどだ。15日、サンディエゴ・パドレス戦に6番代打で出場した金賢洙は内野安打で7試合ぶりに安打を記録した。



カン・ホング記者 windup@donga.com