ソウル歴史博物館は光復72周年を迎え、独立運動家・友堂と5人の兄弟の足跡を照明する「民国の道、自由の道」の企画展を10月15日まで開く。友堂生誕150周年となる今年、真の愛国の道は何かについて苦悩した朝鮮後期の指導層の活動と当代の時代相を垣間見ることのできる展示品110点を集めた。
計4部で構成された今回の展示は、開港後、先祖たちが日本帝国から受けた迫害、満州独立運動基地の劣悪な状況、光復後の混乱した社会の姿までをあまねく見ることができるように構成されている。友堂・李会榮の西間島と北京での生活を示す妻・李恩淑(イ・ウンスク)の手記「西間島始終記」なども展示される。
ホン・ヒョンド学芸研究士は、「民のために、自由のための国を作るために生涯を捧げた彼らの人生を称え、各自の居場所でその精神を引き継ぐための方法を悩むきっかけになればと思う」と展示の企画狙いを明らかにした。
独立運動の物語を簡単に説明した映像が、展示ゾーンごとに配置されて展示の理解を手助けする。夏休を迎えて、歴史を勉強する子供の観覧客だけでなく、大人たちも先祖たちの犠牲を反芻できる展示といえる。平日は午前9時~午後8時、週末と祝日は午前9時~午後7時。月曜日は休館。無料展示。お問い合わせは02-724-0274まで。
趙允卿 yunique@donga.com