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文大統領「光州民主化運動、いま国民の中に拡散」

文大統領「光州民主化運動、いま国民の中に拡散」

Posted August. 14, 2017 10:07,   

Updated August. 14, 2017 10:14

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文在寅(ムン・ジェイン)大統領は13日午前、ソウルのある映画館で映画『タクシー運転手』を鑑賞した。1980年の5・18民主化運動を伝えたドイツ人ジャーナリスト、故ユルゲン・ヒンツペーターさんの夫人、アーデルトラウト・ブラームシュテトさんと一緒だった。この映画は、ヒンツペーターさんが当時、光州(クァンジュ)に潜入取材する過程を扱っている。

文大統領は映画が終わった後、ブラームシュテトさんに、「当時、他地域の人々は真実が全く分からず、事実を伝えようとするジャーナリストたちは皆処罰された」とし、「ヒンツペーターさんのおかげで、私たちが真実を知ることができた」と感謝の気持ちを伝えた。そして、「光州民主化運動が光州に閉じ込められているという思いがしていたが、これで国民の中に広まるだろう」と話した。

釜山(プサン)で民主化運動に参加した文大統領は、「私も光州カトリックの神父の助力でヒンツペーターさんの映像を見た」とし、「あの映像が結果的に1987年6月の民主抗争の起爆剤になった」と評価した。

これに対してブラームシュテトさんは、「夫は光州が人生で非常に大きな部分を占めていると言っていたが、短いドキュメンタリーでなく大スクリーンで映画化されたことを知ったら、大変喜んだことだろう」と話した。

文大統領は同日、鑑賞することを事前に知らせず映画館に姿を現わし、観客を驚かせたという。映画を見た後、涙を拭いていたと大統領府は明らかにした。映画を演出したチャン・フン監督、俳優の宋康昊ソン・ガンホ、ユ・ヘジンさんも文大統領と共に映画を見た。



柳根亨 noel@donga.com