Go to contents

THAAD、年内配備は不透明に

Posted July. 29, 2017 09:22,   

Updated July. 29, 2017 09:29

한국어

慶尚北道星州(キョンサンプクト・ソンジュ)の高高度迎撃ミサイルシステム(THAAD)基地に対する環境影響評価が原点から再度実施される。国防部は28日、このような内容を骨子としたTHAAD環境評価方針を発表した。このため軍は、4月に在韓米軍に供与した星州のTHAAD基地(約32万8779平方メートル)の小規模環境評価を一般環境評価に強化して再び実施する計画だ。米軍に追加供与されるTHAAD配備地(33万~37万平方メートル予想)も一般環境評価を受けなければならない。

軍関係者は、「米軍に供与されるすべてのTHAAD配備地の一般環境評価を実施し、その結果によって(THAAD砲台の)最終配備の有無を決める方針だ」と明らかにした。「米軍に供与する星州ゴルフ場全体(約70万 平方メートル)が環境評価対象」という6月初めの大統領府の発表内容を受け入れたのだ。現在、星州基地にはTHAAD発射台2基と探知レーダーが配備・運用中だ。残りの発射台4基は、6月初めに文在寅(ムン・ジェイン)大統領が環境評価の再検討を指示したことで、配備が暫定中止となり、漆谷(チルゴク)の米軍基地(キャンプキャロル)に保管されている。現在、星州基地に配備されたTHAAD装備の臨時運用のための補完工事と駐留将兵のための施設の工事は許可されたと、軍は伝えた。

軍当局者は、「通常、一般環境評価は10~15ヵ月かかるが、できる限り早く終える」と明らかにした。しかし、少なくとも1年以上かかる可能性が高く、THAADの非正常な運用が長期化すると懸念されている。



ユン・サンホ軍事専門記者 イ・ミジ記者 image@donga.com · ysh1005@donga.com