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トランプ大統領、「共産主義を阻止した韓国戦争参戦勇士を忘れない」

トランプ大統領、「共産主義を阻止した韓国戦争参戦勇士を忘れない」

Posted July. 28, 2017 13:04,   

Updated July. 28, 2017 13:08

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韓国戦争休戦協定64周年を迎え、米政府と議会が北朝鮮の核・ミサイル計画の阻止を誓った。北朝鮮は27日、中長距離弾道ミサイル発射実験をしなかったが、25日に潜水艦発射弾道ミサイル(SLBM)の射出実験をしたと、CNNが26日(現地時間)付で報じた。

米国のトランプ大統領は同日、ホワイトハウスのホームページに声明を出し、「27日を『韓国戦争参戦勇士の日(National Korean War Veterans Armistice Day)』と宣言する」と発表した。トランプ大統領は、「3万6000人の米国人が命を捧げたが、韓国戦争は『忘れられた戦争』になっている」とし、「共産主義の拡散を防ぐために戦った韓国戦争参戦勇士を忘れない」と誓った。また「北朝鮮の核兵器と弾道ミサイル計画は、米国と同盟国に大きな脅威になっている」とし、「在韓米軍をはじめ米軍は、本国の米国人と海外の同盟国を保護するために献身する」と強調した。

米上院も、北朝鮮の原油輸入制裁など超強力な制裁案を含む「ロシア・イラン・北朝鮮制裁法案」を早ければ今週内にも通過させる計画だと、米紙ニューヨーク・タイムズなどが同日、報じた。ボブ・コーカ―上院外交委員長は、ケビン・マッカーシー共和党下院院内幹事と会合した後、「法案を大統領に渡せるよう合意した」と発表した。法案は前日、下院で賛成419人、反対3人の圧倒的票差で可決された。法案が上院を通過してトランプ大統領の署名を経て法律として確定する場合、米政権が北朝鮮を圧迫する強力な国内法の手段を持つことになる。

北朝鮮が27日にミサイル挑発をしなかったことと関連して、国防総省のジェフ・デービス報道官は前日、「北朝鮮の(ミサイル)開発計画はカレンダーと関係がない」とし、「北朝鮮は可能な時にどこでもミサイル発射実験を攻撃的に行っている」と説明した。25日、咸鏡南道新浦(ハムギョンナムド・シンポ)の造船所で行われた射出実験はSLBMの核心技術で、高圧の圧縮空気を利用して弾道ミサイルを水面上に射出後、エンジンを点火する「コールドローンチ」方式だと、米高官が伝えた。今月で2回目、今年に入って3回目の実験だとCNNは付け加えた。

27日、遼寧省丹東と北朝鮮の新義州(シンウィジュ)をつなぐ鴨緑江(アプロクカン)鉄橋には北朝鮮への輸出貨物を載せて鴨緑江鉄橋を渡る貨物トラックが列をなした。同日午前、鴨緑江鉄橋の中国側地域で国旗掲揚式が行われ、休戦協定記念式ではないかと見られたが、北朝鮮側は参加しなかった。

鴨緑江で船に乗って新義州側に近づこうとすると、丹東市安全局の関係者が制止した。彼らは、「撮影は禁止されている」と神経質な反応を示した。北朝鮮軍がいる所は撮影が禁じられ、北朝鮮住民がいる所だけ少し撮影することができた。鴨緑江河口の島・黄金坪(ファングムピョン)地域でも、北朝鮮住民は1、2人を除いてほとんど姿を見せなかった。丹東内の北朝鮮領事館もドアが堅く閉ざされていた。北朝鮮で休戦協定日は全勝節なので、業務が行われなかったと見える。



チョン・ドンヨン・チャンネル特派員 ウィ・ウンジ記者 call@donga.com · wizi@donga.com