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最終日だけで8アンダー、キム・インギョンが今季2勝目 LPGAマラソンクラシック

最終日だけで8アンダー、キム・インギョンが今季2勝目 LPGAマラソンクラシック

Posted July. 25, 2017 09:15,   

Updated July. 25, 2017 09:33

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「全く期待していなかった。それが良いプレーにつながったと思う」

歓喜の瞬間にもキム・インギョン(29=ハンファ)は穏やかな態度を崩さなかった。大会最終日だけでスコアを8つも伸ばす勝負強さを発揮した秘訣については、「自分でも理由が知りたい。本当にどうしてなのかわからない」という言葉が返ってきた。シーズン2勝目を支えたのは「無新打法」と呼ばれるキム・インギョンならではの落ち着きだった。

キム・インギョンが24日、米国オハイオ州シルバニアのハイランドメドウズGC(パー71)で開かれた米女子ツアー(LPGA)マラソンクラシックで通算21アンダー263をマークして優勝を果たした。前日、首位ネリー・コーダー(米国)に2打遅れたキム・インギョンは前半9ホールでスコアを6つ伸ばすなど4日目の最終ラウンドだけでボギーなしに8バーディーを決め、今シーズン2度目の優勝を飾った。2007年のLPGAツアーデビュー以来では通算6勝目。今回の優勝で今シーズンに開催されたツアー20大会のうち半分(10大会)で韓国勢が優勝を上げている。

この日も淡々とした口調で優勝感想を語ったが、キム・インギョンはゴルフ人生で数々の曲折を経験した選手だ。2012年、メジャー戦であるナビスコ選手権の最終日の最終ホールで30センチのパーパットを逃して優勝に届かなかった話は今もよく話題に上っている。その後、2016年のレインウッドクラシックで優勝し、「悲運」のレッテルをはがすまで約4年の時間がかかった。

今大会も順調ではなかった。今年6月のショップライトクラシックでの優勝以来、キム・インギョンはメジャー戦の全米女子オープンとKPMG女子PGA選手権で相次いで予選敗退するなど不調が続いた。しかしキム・インギョンは、「これもまたゴルフ」と受け止めて不振を克服した。最終日に4ホールを残して悪天候で試合が一時中断された後も、キム・インギョンは15、16番で連続バーディーを決めるなど動じることなく勝負を決めた。優勝賞金で24万ドル(約2億6700万ウォン)を獲得したキム・インギョンは、大会終了後「(ファンの応援に)応えられるよう毎試合最善を尽くす」と話した。

一方、米国のレクシー・トンプソンがキム・インギョンと4打差(通算17アンダー267)で2位だった。先週、メジャー戦の全米女子オープンでツアー初優勝を果たした朴城炫(パク・ソンヒョン=24、ハナ銀行)は通算13アンダー271で6位タイだった。



姜泓求 windup@donga.com