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63歳の登山家、許永浩氏が6度目のエベレスト登頂

63歳の登山家、許永浩氏が6度目のエベレスト登頂

Posted May. 23, 2017 09:35,   

Updated May. 23, 2017 09:37

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登山家許永浩(ホ・ヨンホ)氏(韓国ヒマラヤクラブ)が63歳の年で世界最高峰エベレスト(8848メートル)を6度目の登頂に成功した。今年4月10日にネパールに向かった許氏は遠征42日目の今月21日に登頂に成功したとベースキャンプ(5400メートル)に報告した。

許氏の今回の登頂は、韓国では現役最高齢で歴代2番目の最高齢記録だ。国内歴代最高齢のエベレスト登頂記録は、故キム・ソンボン氏が2007年に打ち立てた66歳だ。世界最高齢のエベレスト登頂記録は2013年5月に80歳で頂上に立った日本人登山家の三浦雄一郎氏が持っている。

許氏は自ら保有する国内最多エベレスト登頂記録も更新した。昨年5月16日、仮想現実(VR)カメラにエベレストを収録して通算5度目の登頂の成功した許氏は、1年ぶりに6度目の登頂に成功した。1987年に韓国人初の冬のエベレスト登頂に成功した許氏は、すでに北極点(1995年)、南極点(1996年)遠征に成功し、世界3極地を踏んでおり、7大陸の最高峰登頂にも成功した。

2007年、米国ワシントン大学のレイモンド・ヒューイ教授らは1990年から2005年までエベレストを登った2211人を対象にした深層調査を行い、60歳以上が登はんの途中死亡する確率は、他の年代に比べて3倍以上高いという結論を発表した。また、エベレスト登頂に挑戦する60代の登山家10人のうち1人程度が頂上に上り詰めるとお分析した。

許氏はエベレスト頂上でベースキャンプにいる隊員たちと交わした通話で、「年齢は数字に過ぎない。60歳以上の世代は、まだ歴然とした実力を備えた頼れる社会の構成員であることを証明したかった」と話した。「2018年の平昌(ピョンチャン)冬季五輪の成功を念願する」とも付け加えた。許氏は29日帰国する予定だ。



兪載泳 elegant@donga.com