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大統領秘書室長「朴大統領は来年4月退陣を受け入れる」

大統領秘書室長「朴大統領は来年4月退陣を受け入れる」

Posted December. 06, 2016 08:42,   

Updated December. 06, 2016 08:44

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与党セヌリ党の親朴系(朴槿恵大統領系)の執行部が5日、朴槿恵(パク・クンへ)大統領に「来年4月末の早期退陣-6月末の早期大統領選挙」に対する速やかな立場表明を求めた。すると同日、「崔順実(チェ・スンシル)ゲート」真相究明に向けた国会国政調査特別委員会に出席した韓光玉(ハン・グァンオク)大統領秘書室長は、「早期退陣の党論を受け入れる」と明らかにした。朴大統領が5ヵ月後の退陣を公式化したのだ。

しかし、すでに弾劾の列車は終着駅に向かって走っており、9日の弾劾案処理の流れを変えるには力不足という指摘が出ている。セヌリ党の非主流は4日、朴大統領が早期退陣を宣言しても与野党交渉が実現しなければ弾劾案採決に参加することを明らかにした。野党は交渉の扉を閉めた状態だ。朴大統領が弾劾局面そのものを変えることはできないと判断して、韓室長に早期退陣を「代理宣言」させたものとみられる。

 

与党関係者は同日、東亜(トンア)日報の電話取材に対して、「野党が交渉に応じない状況で朴大統領が再びマイクの前に立つことは大きな意味がないように見える」とし、「今日(5日)韓室長の早期退陣受け入れ発言を再確認する別の方法を考えている」と話した。朴大統領が4回目の国民に向けた談話発表や記者会見を行う代わりに自分の考えを国民に伝える「迂迴路」を探しているということだ。これは、大統領府が弾劾案処理を常数とし、「その後」に備えているという意味にも解釈できる。

セヌリ党非主流は、弾劾賛成議員を「35人+α」と見ている。弾劾案が十分に通過できるということだ。主流側は、弾劾案の自由投票を約束した中、最後まで議員を説得する計画だ。6日のセヌリ党議員総会は弾劾案処理のさらなる分水嶺だ。野党は、「セヌリ党議員はただ民心と良心に従って弾劾の隊列に参加してほしい」(「共に民主党」秋美愛代表)と呼びかける一方、「弾劾案に反対票を投じるなら反逆者として歴史に名前が残るだろう」(「共に民主党」尹官石首席報道担当)と圧迫するなど強弱両面戦略を展開している。

 

国家元老は、政界が「弾劾のその後」に備えなければならないと注文する。金元基(キム・ウォンギ)元国会議長は、「弾劾可決後に国政の責任を負う一軸が消えるため、もう一軸である国会がどのように政局を収拾するのか協議体をすぐに構成しなければならない」とし、「黄教安(ファン・ギョン)首相が大統領権限代行役をするのがいいのか、この問題から解かなければならない」と強調した。



李宰明 egija@donga.com · 洪壽英 gaea@donga.com