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アジア杯で刺激受けた李東国「引退の基準は競技力」

アジア杯で刺激受けた李東国「引退の基準は競技力」

Posted February. 05, 2015 07:04,   

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「四つ子の3番目と4番目の娘が、テレビにアジア杯豪州大会の韓国代表選手たちが映ると『パパ』と呼ぶのです。その姿を見て、本当に誇りに思えるお父さんになりたい気持ちを強くしましたね」

プロサッカーKリーグ・全北(チョンブク)の李東国(イ・ドングク=36・写真)の頭には家族とサッカーのことだけで一杯だ。アラブ首長国連邦(UAE)ドバイでのキャンプに参加している李東国には四つ子の娘と昨年に生れた末っ子の息子は元気の源泉だ。

李東国は、「いつか自宅のテレビをなくしたら、長女と次女がだだをこねることもなく、一人は先生になり、一人は生徒になって英単語の勉強をしているんです。子供たちが親心になって、感動を与えてくれたところを見て、自分の仕事を大事にしなければならないなと思った」と話した。

妻に報いる道は、やっぱりサッカーだ。「妻が子供を産む前に、もしもの事態になったらと心配性になっては、『通帳の暗証番号を書き残しておくべきだった』と言うんです。一番苦しいはずの瞬間に僕のことに気を使ってくれて、グッときましたね。そういう意気込みで5人の子供を産んでくれた妻には感謝の気持ちで一杯です」。

アジア杯も刺激剤になった。後半終了直前に全てを振り絞った選手たちの粘り強いプレーを見て、「諦めてはならん」と自分に言い聞かせた。

代表引退を宣言したチャ・ドゥリ(FCソウル)について「ドゥリの決定を尊重する」と言いながらも、「だけど、僕とは考え方が違うね」と話した。代表に選ばれるかどうかは、選手個人の希望ではなく、競技力によって決まる問題だと考えている。李東国は「引退の理由が自分にはまだない。今は、どうすれば試合毎の浮き沈みを減らせるかを考えている」と語った。

李東国には引退前に成し遂げたい最後の目標ができた。「全北の本拠地、全州(チョンジュ)と言えばビビンパブだが、これからはサッカーが先に連想されるように作りたい」。