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LAの洪明甫、黄善洪の18番をつけてプレー

LAの洪明甫、黄善洪の18番をつけてプレー

Posted February. 19, 2003 22:38,   

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黄善洪(ファン・ソンホン、35、全南2軍コーチ)は引退した。しかし、彼は竹馬の友である洪明甫(ホン・ミョンボ、34)とともにグラウンドを走る。

19日、スペイン・ラマンガのラマンガクラブ・フットボールセンターで行われた2003ラマンガクラブカップサッカー大会のLAギャラクシーとリン・オスロ(ノルウェー)の試合。米プロサッカー(MLS)LAギャラクシーに入団した「永遠のリベロ」洪明甫が、親しい友人、黄善洪の背番号18番をつけて、公式のデビュー戦を行った。

当初、洪明甫が希望した背番号は、国家代表時代に慣れ親しんでいた20番。

しかし、その番号は、洪明甫がギャラクシーに入団する前に、すでにグアテマラ出身のカルロス・ルイス(23)がつけていた。残りの番号の中で、洪明甫は18番を選んだ。それは友人の黄善洪の番号。洪明甫は「黄さんの引退ニュースを聞いて、グラウンドに彼の姿を残すために、18番をつけることにした」と話している。

洪明甫と黄善洪は、13年前からの代表チームの友人。 洪明甫は小学校に1年早く入学し、 実際には黄善洪より1歳年下だが、2人は90年から代表チームで最も親しい友人として付き合ってきた。当時、黄善洪と洪明甫がつけた背番号が18番と20番。

その後、この番号は韓国サッカーの代名詞となった。2人が代表チームの「大先輩」になった2002W杯まで、4回連続してW杯の本戦でプレーするなど、70回以上の国際Aマッチに出場して、18番と20番は韓国サッカーの攻撃と守備を象徴する番号となった。

黄善洪は「洪さんは口数が少ない。はたから見ると、時には、怒ったのではないかと誤解するほど無口だ。しかし、いったん親しくなると、思慮深く律義者だということが分かる」と話している。 洪明甫は「98フランスW杯の際に、黃さんがけがでベンチに座っているのを見て、心を痛めた。わたしがこのような気持ちになるほどだから、当の本人はどれほどつらかったろうか」と、当時の心情を吐露した。

洪明甫は、黄善洪がけがのために選手生活を終えなければならないことを知っていた。あえて友人の背番号を選んだのも、黄善洪の変わらぬサッカーへの愛情を理解していたため。

洪明甫は、同日、前半45分を守備的MFとしてプレーし、不意をつく電光石火のごときパスで相手の守備陣を乱し、チームの5—0完勝をリードした。洪明甫は、ギャラクシーに入団してから行った3回の練習試合にすべて選抜出場し、チームの勝利に寄与したのに続いて、初の公式のデビュー戦でも見事なプレーを見せたわけだ。



梁鍾久 yjongk@donga.com