Go to contents

油類税一時引き下げ、ガソリンは1リットルで82ウォン安くなる

油類税一時引き下げ、ガソリンは1リットルで82ウォン安くなる

Posted October. 15, 2018 08:01,   

Updated October. 15, 2018 08:01

한국어

政府は2008年の金融危機以降、10年ぶりに油類税を引き下げることにした。油類税を10%ほど引き下げて、1リットルあたり平均1675ウォンであるガソリン価格を、1リットル=82ウォン(4.9%)ほど引き下げる案が検討されている。

金東兗(キム・ドンヨン)経済副首相兼企画財政部長官は13日、主要20カ国(G20)財務相・中央銀行総裁会議の直後、記者たちと会って、「年内に油類税を一時的に引き下げる問題を関係省庁と協議している」と明らかにした。

政府が油類税引き下げを正式に明らかにしたのは、最近、原油価格の高騰によって家計の負担が膨らんで、ただでさえ低迷している消費がさらに萎縮したと判断したからだ。韓国が主に輸入する中東産ドバイ油の価格は、昨年10月は1バレル=50ドル水準だったが、最近は80ドルを突破した。これにより、最近、韓国国内のガソリン価格は15週間連続上昇して、10月第二週基準の平均価格が1リットル=1675ウォンに達した。

油類税とは、基本税率に30%の範囲内で政府が調整する弾力税率を加えたものだ。弾力税率は施行令に委任されており、国会同意なしに政府が調整できる。企画財政部によると、油類税引き下げの幅は10%前後になる可能性が高い。現在1リットル当たりの油類税は、ガソリンが746ウォン、ディーゼルが529ウォン、液化石油ガス(LPG)ブタンは185ウォンとなっている。ここで油類税を10%引き下げれば、付加価値税引き下げ分を合わせたガソリン1リットル当たりの価格は82ウォン下がる効果が生じる。続いてディーゼルは57ウォン、LPGブタンは21ウォン安くなる。

金副首相は、「油類税引き下げにより、零細小商工人と庶民の可処分所得が増え、経済活力に役立つだろう」と語った。これに先立って政府は、2008年3月に国際原油価格が1バレル当たり100ドルで推移すると、10ヶ月間、ガソリン、ディーゼル、LPGブタンの油類税を10%引き下げたことがある。


宋忠炫 balgun@donga.com